A.O.入試で、たった一校しか受験していないのに、最初の受験で

 

ありがたいことに合格を頂くことができた長女のその後です。

 

入学前に、期日までに消化すべき課題が与えられ、それも無事こなし、

 

大学に送りました。

 

さて、今度は、入学前に、大学側に長女の取り扱いの注意について、

 

理解と協力を求めるためにすべきことがありました。

 

大学側も、長女が特別支援校からの入学生であることもあり(前代未聞だったようです)

 

何か配慮が必要なのか?と、心配に思うこともあり、事前に、特別支援学校の先生達と

 

大学側の先生たち、そして私達親子で「特別支援移行支援会議」なるものを開くことに

 

なりました。

 

大学側からも、教養課程で関わるであろう先生方がずらっと並び、こちらからも、支援校

 

から、教頭先生、担任、教科担当の先生と3人大学側に足を運んで下さいました。

 

それは、それは、かなり仰々しい感じの、会議で行ってみてびっくりしました。

 

大学側の先生たちは、こうやって入学前に申し出てくれる学生の方がありがたいと言って

 

下さいました。そして、どんな点に具体的に気を付けて行けば良いのか?を知りたがって

 

下さっていました。

 

こちらからも、集団の中では、緊張や不安から、体調が悪くなることがあり、腹痛も起きる。

 

そういう場合は、一時避難する場所があるかどうか?途中で出ても大丈夫かどうか?

 

また、困ったこと、判断できない事があった時、窓口になって頂ける担当者を決めておいて

 

頂きたい事などもお願いしました。

 

大学側でも、出来る対応、難しいと思われる対応などを判断して答えて下さり、大分

 

不安が解消できたと思います。

 

おそらく、中学や高校ならまだしかも、大学入学時に、こんな風に事前に支援のお願い

 

をするパターンは、かなりレアだと思います。

 

でも、結果的には、これをしっかりとして頂けたことで、長女の不安もかなり軽減されましたし

 

本当に在学中は、かかわって下さった先生方にいつもうまく助けて頂き、良い結果に

 

つながったように思います。

 

世の中には、わが子が辛そうにしていても、社会に出るには必要なことだから・・・と、

 

あえてその困難な場所に丸腰で突っ込ませる方も多いと思います。

 

それで、多少アップアップしながら、何とか順応していける子であれば、それで正解!

 

と思いますが、過敏なタイプの子の場合は、その方法は注意が必要かもしれません。

 

そういう子が、いったん初めての場所や体験で、トラウマを作ってしまうと、そこを乗り越える

 

事が、とても険しくなってしまうからです。

 

そういう点でも、親が気を付けるべきことは、まずその子の状態をしっかりと観察し、

 

どの程度までは大丈夫で、リスクがあるのはどういう状態の時か・・・を、周りの人たちに

 

説明できるようにしておくことが大切かと思います。

 

長女のような過敏性のある子にとっては、新しい環境に生活が変化することが、

 

何より大きなストレスになります。

 

だから、その変化の時には、必ず体調を崩したり、うつっぽくなったりと、困難が

 

伴います。周りも振り回すし、感情の起伏も激しくなります。

 

やはり、ノーマルタイプの子よりは、何かと手もかかるし、骨も折れる・・・というのが、

 

実際の正直なところですね・・・。