焦っても、勉強はろくに手につかないまま、A.O.入試の時期が来ました。
もう、運を天に任せるしかありません。
筆記試験と、実験実習試験が一日目。
二日目は、面接です。
2日連続で試験があるので、一日目は父親が連れて行き、二日目は私がついて行きました。
あまりにも不安が強すぎて、一人では不安そうだったので・・・。
これも、普通の大学受験なら、親が一緒に行くなんて、地方から受験に出てくる子
くらいですよね~。
うちなんか、ほんの何駅かの電車一本で行けるところなのに・・・。
でも、こういう初めてのことをする時の、こういう子の精神的な緊張度は想像をはるかに
超えるものがあるので、出来るなら、サポートをしてあげた方が本人の為でもある・・・と思いました。
その二日間が終わってから合格発表までの10日間くらいの時間が、どれだけ長く感じたことか・・・。
ネットで時間に合わせてチェックしました。
合格です!長女の受験番号がありました!!
あの時の喜びと安堵の気持ちは、いまだに忘れられない記憶です。
あれで、不合格だったら、長女はどうなっていただろうか…と考えると、
もういてもたってもいられないくらい怖かったですから・・・。
実際、受験の直前になるにつれて、長女はどんどん「鬱っぽい症状」になってくるし、
すぐに感情が乱高下して、周りも振り回されっぱなしでしたから・・・。
感覚過敏がある子の受験は、本当に、本当に、家族にとっても大変なのです。
でも、そんなギリギリのところで頑張っていた長女だったので、
たった一度の受験で、学校でも合格できるかどうか疑問視されていた大学学部に
合格を頂けたことで、助かりました。
そして、気づけば、長女のクラスでも、誰よりも早く、進路決定してしまっていたのでした。
もう、合格発表の日から、学校内でも、長女の大学合格があっという間に先生方に
筒抜けになっていたようで、会う先生、会う先生に「おめでとう!」と声をかけられたと、
長女が嬉しそうに話してくれました。
受験が短い期間で終わって本当に良かった・・・。
A.O.入試では、合格が早いので、入学まで半年近くあるため、入学前の課題というのが
あります。英語、数学、専門科目などの問題集を一冊こなす・・・というもので・・・。
これも、長女にとっては、なかなか厳しいものだったようですが、先生たちにも
教えてもらうなどして、何とか期日までにやり終えることもでき、ホッとしました。
さて、そのまま、大学入学…というわけではなく、もう一仕事が、待っていました。
続きます