さて、中3になっても、まったく登校できないままの長女でしたが、
3年生になると、やはり問題になってくるのは、進路決定のこと・・・ですね。
中学は、全く登校していなくても、成績が斜線を付けられても、欠席数が多くても
3年経てば自動的に卒業・・・です。
本人が強く望めば、残って再履修もできる・・・と聞いたような気もしますが、
恐怖心のできてしまった中学に、何年籍を置いても、状況が好転するとは思いにくかった
ですし、それなら卒業後に環境を変えて、心機一転した方が、まだ、可能性がありますよね。
しかしながら、長女には中1の1学期しか成績がついていません。
後は、登校もできず、定期試験も部分的に受けた事はあったかもしれませんが、結局
成績を付けて頂くことはできず、斜線ばかり・・・でした。
欠席日数も、ものすごいことになっています。
そうです!
高校受験には大切なはずの「内申点」がないのです!!
これでは、そもそも受け入れてくれる高校はあるのだろうか?という不安が・・・。
さらに、中学で全く登校できなかった長女が、普通の全日制高校に運よく進学できたとして、
果たして無事に通えるものだろうか?という疑問も当然ながら湧いていました。
では、どうしたらよいのか?
担任の先生にも相談し、まずは内申不問の私立や公立の底辺校などの
可能性のありそうな高校の学校説明会に行ってみることを勧められました。
同時に、通信制サポート校などの提案もありました。
それと、これは数が少ないのですが、公立の通信制高校や、
単位制高校と言われる、3部制の高校、定時制高校 なども候補にあがりました。
3年で卒業にこだわらなければ、単位制の高校で少しずつ単位を取得し、最長6年までに
卒業に必要な単位を取得し卒業する・・・という方法もあるのです。
また、逆に通信制サポート校のように、本来は自力でこなすべき通信制の提出課題を
サポート校に通う事によって、わからないところを教えてもらったり、登校習慣をつけて、
規則正しい生活や、他の生徒たちとの交流の機会を持てる取り組み易いタイプの高校
もあり、中学で不登校だった子の進学先としては人気があります。
夏休みを使って、長女を連れて、何校か学校説明会に参加しましたが、どこでも体調が
悪くなることばかりで、長女が行きたいと思える学校も見つかりませんでした。
まだ、許容範囲かな…と感じられたのは、辛くなさそうな通信制サポート校くらいだったかな・・・。
でも、ここは、通信制高校の学費とサポート校の学費をダブルで払うような学費になる為、
学費もかなり高めになります。それが、経済的にあまり余裕のない我が家にとっては
悩みどころでもありました。
出来れば、高校卒業後も、(本人が望むなら)大学へ進学させてやりたいという
思いもありましたから、そのために学費はなるべく取っておきたかったのです。
さて・・・、どうしよう?悩みます。
続きます