中学校で長期不登校にどっぷりつかってしまっていた長女。
中1の1学期の終わり頃から崩れ始め、2学期からは完全不登校になりました。
それから、登校指導教室や、スクールカウンセリングや、保健室登校へと、再登校できる
ようになる可能性を、あれこれ模索し、感情の浮き沈みが大きかったり、学校への恐怖心
が強かったり、学校生活での困り感があったりが心配になり、児童精神科のいる精神科
外来にもかかったり・・・。
また、日常では、ここアメブロでブログを書き綴る事によって、当時つながっていたブロ友
さんたちと励ましあって心のバランスを取っていた母親である私。
それでも、変わらぬわが子の不登校の現実に、そういった親たちに向けて開かれる
「不登校についての講演会」のようなものに申し込み、参加したこともありました。
普段は、仕事をしている私にとっては、他の不登校の親たちとお会いして話を聞く機会は
なかなかありませんでしたが、そういった集まりに参加すると、集まっている皆さんすべてが
不登校のお子さんを抱えていらっしゃる方ばかり・・・。これは、日常の生活圏内では
あり得ない環境でしたので、今でも印象に残っています。
まず、自分だけではないんだ・・・という気持ち。こんなに不登校のお子さんを抱える親が
世の中にいるのだ・・・と感じ、どこかホッとした気持ちでした。
さらに、講演会の後で、参加者たちがグループに分かれて、お互いにディスカッションする
時間も設けられていて、お互いに現状を自己紹介した後、話を聞きあうことで、これも
共通の感情を確認できたり、新しい気づきがあったり・・・。
参加したからと言って、即わが子の不登校が解決するわけではないのだけれど、
それでも、一人で家の中で悶々としているよりも、ずっと気持ちが救われるものがありました。
特に、お互いに全く知らない方同志だからこそ、わが子の不登校の話も気楽にできますし、
自分が気づかなかったことを、違う面から見てアドバイスがいただけたりすると、思い切って
参加してよかったなぁ~という気持ちにもなるものですね。
私はまた、当時このブログで、知り合った不登校ママさんたちとも、たまにオフ会をして
普段近所では吐きだせない気持ちを語り、共有していただくことでも大分助けられました。
一人で、わが子の不登校と戦っていると、気持ちもいつの間にかふさぎ込んでしまったり
親の方がうつ状態になって、体調を崩したり…色々と、サポートする親の方にもトラブルが
起こりがちです。
それを和らげるためには、悩みを共有したり、吐き出せたりする場所があることは、
とても大切なことだと思います。
スクールカウンセリングにも定期的に通ってはいましたが、そこで気持ちを吐きだし、
また、同じ立場の親たちと会って話すことで、孤独感を軽減し、結局はわが子に強く
当たる・・・という被害を軽減してくれることになるんですね。
再度、繰り返しておくと、不登校になっているわが子は、ただでさえ弱っているのです。
そこに、親が、不登校を責め立てるような態度や言葉を出してしまうと、子どもは非常に
傷つきます。親への不信感も強くなります。
まずは、親が敵ではなく、味方だ・・・とわかってもらえるようになるには、これをなくして
行くことが大事だと思います。
母親は、常にわが子の状態を一番近くで見ていることが多いので、わが子への理解も
早いのですが、仕事で一緒にいる時間の少ない父親や、祖父母などの与える影響も
少なくないです。
父親が無理解で、社会の常識でわが子を責めてしまったり、祖父母がきつく当たったり
する環境は、不登校解決をこじらせる可能性大だと思います。
すべての身内が、よき理解者になることが理想ですが、それが難しい時は、少しずつ
理解を求めつつ、過度な接触は避けるようにするなど、配慮が必要な場合もあるかもしれませんね。
幸い、長女の場合は、父親も社会不適応な面があったことで、祖父母の理解もありましたし
長女を責め立てる者は身内にはいませんでした。それは、ありがたいことだったと思います。