その後、少し元気が出てきて、保健室登校をしてみようか・・・という話が、
持ち上がりました。
一日数時間だけでも、昼まででもいいから登校してみる…ということで、
保健室の先生にもご協力頂いて、はじめました。
でも、やはりすぐに通えなくなりました。
保健室に登校しても、中学校の授業を受けられるわけではないので、
担当の先生が持ってきてくれるプリントをやったり・・・とほぼ自習です。
しかも、保健室というのは、不登校の子専用の部屋ではありませんから、
当然ながら、ケガや体調を崩した子などが、不定期に出入りします。
そんな環境も、落ち着かず、また、集団恐怖も強かったので、校内から
吹奏楽部の練習の音などが聞こえてくるだけでも、体調を崩したり・・・。
まだまだ、長女には、学校で過ごせるような元気はなかったのです。
保健室登校もダメで、市のやっている登校指導教室という場所にも
相談に行ったり、長女を連れて見学に行ったりしたけど、ここも行く気がしない・・・と
長女が嫌がったので、つながる事はできませんでした。
ただ、この指導室の先生には、何度か娘の不登校のことで、カウンセリングをして頂く
事が出来、苦しい胸の内を聞いてもらうことで、母親である私自身がかなり救われました。
また、中学校内のスクールカウンセリングにも、私がしばらく通っていたことがあります。
どちらも、最初は、長女のカウンセリングをしてもらおうと思い出向いたのですが、
お母さまにもカウンセリングが必要でしょう・・・と言われ、長女自身は受けたがらなかった
のもあり、私がその時々の不安や娘の様子などを話して、受け止めてもらうことで
通うことになったのです。
相変わらず、児童精神科医のいる病院にも定期的に通院は続けていました。
ここの主治医は、あまりためになることも言わないものの、害になるようなことも言わず、
また、薬も最低限の量で、決して山盛りの薬で薬漬けにするようなタイプのドクターでは
なかったので、長女は否定せず、薬も盛りすぎず、自分の話を聞いてくれる数少ない
理解者だと感じられたようで、その後もずっとこの主治医の元に通い続けることになります。
病院にも通い、可能な限りのことは、トライしていましたが、やはりなかなか現状は
変わらないのでした・・・。