長女は、結局、中1の2学期から、パッタリ登校できなくなってしまいました。
家でも、夜中はネトゲ仲間と、ネット上で集い、
昼間は、ずっと寝ている「昼夜逆転」に・・・。
よく、不登校になると、この「昼夜逆転」になる・・・と、嘆き悲しむ親がいます。
私もその一人でした。
だって、朝起きられなくなると、ますます学校へ登校することは、難しくなるんですから!
でも、不登校になってる子の気持ちは、もっと別なところにあります。
本当は、毎日通わなくてはいけないはずの学校に、どうしても体が言うことを聞かず、
登校できない状態なんです。
それが、大丈夫なことだなんて思っていないからこそ、罪悪感も強く感じているんです。
朝、本来なら登校する時間に、そのプレッシャーから逃げるには、寝ていることが一番!
起きていれば、その間、ずっと罪悪感につぶされそうになるんですから・・・。
だから、ある程度元気になってくるまでは、当初「昼夜逆転」していても、あまり責めないで上げて下さい。
それより、何より、一番大切なことは、まず、ゆっくり休ませてあげること。
物理的に学校を休んでいても、精神的に追い詰められた状態が癒されないと、ゆっくり休んでいる状態には
ならないのです。
具体的に言えば、親が本当は登校してもらいたい…という思いを抱えながらも、
ぐっとその気持ちを胸の奥にしまい込み黙って息をのむように、不登校のわが子を
はれ物に触るように扱う・・・なんてのは、言葉で言わなくても、
わが子は親が不満に思っている事、今の状態をダメだと思っていることがわかってしまうので、
それによってストレスを感じてしまうのですね。
そして、親にこんなにがっかりされて、自分がダメな奴だ・・・と、しまいには、
自分を責めるようになります。
不登校になるような子は、とてもまじめで、頑張り屋で、優しい子が多いのです。
だからこそ、いろんなことで、つらくなってしまって、不登校になるのです。
だから、大切なことは、親が、「今のままのあなたで大丈夫だよ」と、心から思ってあげるようになること。
言葉でいうのは、簡単ですが、実際にどうすれば、そんな境地になれるのか・・・、
当時の私も周りの先輩からのそんなアドバイスに、本当には納得できない気持ちでしたが、
今なら、やはりそれが大事なのだと心から思います。
だからこそ、
不登校になってしまったわが子を変えようとするのではなくて、
親が、自分の考え方、価値観を変える努力をすることが、
何よりも大切なのだ
と言えるのです。