長女が中学に進学し、1学期のうちに、すでに部活で、クラスで・・・、ボロボロな状態になり、
体調にも徐々に表れるようになって・・・。
このままでは、本格的な不登校になってしまう!!
そう不安視した私が、思いついたのは、長女を医者に連れて行こう!ということでした。
イライラしやすく、切れやすい状態になっていて、さらにお腹が痛くなる…→下痢・・・と身体症状も目立ってきていたので、
すでに親だけでは、対処できない!!と感じてしまっていたんですね。
児童精神科医のいる病院を探しました。
当時、不登校…ということだけではなく、娘の他の子たちとは異なる特徴を感じて、ADHDとかアスペルガーと言われる
発達障害が問題の根本なのではないか?と思うようになっていたこともあったからです。
児童精神科医のいる病院そのものが、非常に少なく、問い合わせてみても、予約が取れるのが半年先、一年先・・・
と言われ、驚きました。
ようやく、初診は予約なしで受け付けてくれる・・・という総合病院を見つけ、長女を連れて行くことに。
夏休みの頃でした。
主治医からは、診断名を言われることはなく、つらい時は無理して行かない方が良いね・・・というアドバイスを頂き、
それから、月1~2回のペースで、その主治医のもとに通院も始めることになりました。
一年先まで予約が埋まっている病院とは違って、ここの病院では、カウンセリングなどはありませんでした。
主治医と最近の状況を話して、困っている点などがあれば、そこを伝え、どう対処したらよいか・・・を、主治医から聞く・・・という感じの診察です。
とりあえず、感情の起伏が激しく、夜も眠れない・・・と訴えていたので、少し感情の起伏をフラットにしてくれるお薬と、入眠時に眠くなりやすいお薬を少し処方されました。
最初に処方されたお薬は、飲み始めると音が半音下がって聞こえる!と、長女がパニック状態に・・・。
すぐに病院に問い合わせて、とりあえず服用を中止し、次の時には、別のお薬に変更されました。
9月になり、中学校は2学期が始まりましたが、始業式の日に登校して以来、長女はパッタリと登校できなくなりました。
夏休みの課題も、私が把握して、出来るものから手取り足取りでやらせましたが、その頃の長女には、
それどころではないしんどさが、襲ってきていたのです。
もともと、長女はものすごくくそまじめな面と、納得できなければてこでも動かない・・・という頑固で反抗的に見える面の
両方を併せ持っている子でした。
だから、学校では、クラスでも部活でも、自分が納得できない事は、言われたとおりに素直にやりたくない。
多少は合わせていても、はたから見たら、「この子、何してんの?」と、反感を買うレベルだったのだと思います。
でも、長女の中では、自分はこんなに必死に頑張って合わせようとしているのに、
いくら頑張っても、頑張っても、褒められることは皆無!
親も先生も先輩も、ダメ、ダメ、ダメ・・・と、否定ばかりしてくる!
だったら、もう何もしたくない!!
そんな気持ちだったかもしれません。(実際、少し後になって、そのようなことを長女自身が言ってました。)
わが子の不登校に直面した時、親は何とか学校に通える方法はないか?と、まず考えます。
私にとっては、それは、「病院へ連れて行くこと」だったり、「部活を辞めさせること」だったり、「担任に娘の特性を理解してもらうこと」だったりしました。
でも、すでに、不登校という状態になっている娘に、その程度のことを、後手に回ってやってみても、
それによって、長女の内面に起きてしまっている「大きな変化」を、何もなかったことにはできなかったのです。