世の中の常識の枠に収まる事の出来ない人間に出逢うと、

 

長女は、自分との共通性を探します。

 

そして、そういう人で、人生における「成功」者となっている人達について、

 

その親の当事者である我が子に対する接し方、考え方に共通性を見つけたようです。

 

どんなにその子が変わっていても、世間から見ての問題児であっても、

 

頭ごなしにそれを押さえつけるようにしかりつけるのではなくて、

 

かえってそのほかとの違いを楽しんで見守ったり、強みを褒めてあげて自信を持たせてあげたり・・・。

 

そうやって、その子が劣等感をもたないで成長できるように支えてやっている・・・と言うのです。

 

古いところでは、アインシュタインから、トットちゃんこと黒柳徹子さんやら、さかなくんやら、最近亡くなられた樹木希林さんまで・・・。

 

皆さん、子どもの頃は、ちょっと変わった方ばかり・・・。きっと凸凹のあるタイプのお子さんだったのでしょうね。

 

でも、そんな子を、決してしかりつける事なく、その子の中の可能性を信じて、才能の芽をつぶさないように、やりたい事を思い切りやらせる・・・、親がコントロールしない・・・、なんでも楽しんでみせる。

 

そんな環境で、自分に劣等感を抱くこと無く成長出来た子は、才能を開花させることが出来るんだね・・・って。

 

自分は、親にダメ出しされ続けて、学校でもいじめられて、自分が良いと思ってやることは、ことごとく世の中の人から否定されて、すっかり自信なんか失くしてしまった・・・と。

 

良いところ、得意だった事を、やりたいようにやらせてくれて、延ばしてくれていたら、違った人生になっただろうに・・・って。

 

 

こんなに的確に、親に、ジンワリと恨みつらみを語ってくる子って、なかなか居ないですよね~σ(^_^;)

 

正直、こんな風に我が子に言われると、お気楽な私でも、結構落ち込みます。

 

自分も、親として決して合格点のもらえないダメ母なんだな・・・って思っちゃう。

 

ただでさえ、親から、「あんたはとろいんだから、人の10倍やらないとダメなのよ!」と言われて育った人間なので、とにかく自己評価が低いのです。

 

自分では、常に、あれこれ考えて、情報も集めて、最善と思われる事をしてきたつもりだけど・・・。

 

確かに、私の包容力が足りなすぎたおかげで、幼少の頃には、長女に随分悲しい思いをさせてしまったのだろうな・・・。

 

そうは言っても、私の子育ては、結構シンドイ子育てだったなぁ~と思うので、もう一度やり直したい?と聞かれたら、「ノー」なのですけどね。

 

どうせ、私が育てても、そんな理想的な母親にはなれないだろうから、何度やってもそんなに結果は変わらないのではないかと思うのです。

 

私は、自分がその時、その時、最善と思う事を、一生懸命やってきた!

 

たとえ、それが、正しく無い事も多かったとしても、その時はそれが精いっぱいだったのだ。

 

人間にはそれぞれキャパがあるので、私には、あれが精一杯だったのだ。

 

娘は辛い経験もしてしまったかもしれないけど、そのおかげで、早くにいろんな事をじっくり考え、学ぶ機会もあったのだと思う。

 

そして、それは、これからの彼女の人生に、きっと役立って行く事もある・・・と思うのです。

 

なんでも、良い方に考えないとね。

 

 

だから・・・と言うわけではないですが、今、お子さんの事で色々悩んでいらっしゃる親御さんがいらしたら、

 

きっと大丈夫だから、お子さんの素敵な所をしっかり認めて延ばしてあげて欲しいな・・・って思います。

 

ダメなところは、他の人が色々言ってくれるんだから。

 

それで、へこんで帰ってきた我が子には、「大丈夫だよ」って言ってあげて欲しいと思います。

 

苦しい時、親が味方になってあげる事は、やっぱり何より大切なことだと思うから・・・。

 

「普通」の枠に、押し込めようとしないでやって欲しいです。

 

子育てって、本当に奥深いですよね・・・。