今日は、都内のシャンテまで、評判の良い映画を観に行ってきました。
すでに、家の近くのTOHOシネマでは、上映している所がなく、日比谷まで遠征です。
1950年代のアイルランドに住む若い女の子が、田舎には仕事がなくて、牧師さんの配慮で、
アメリカのブルックリンに職を紹介して頂き、船でニューヨークに渡る・・・というお話で。
まじめで、頑張り屋で、年相応な恋愛感情も・・・。
アイルランドの故郷には、母と姉がいて・・・。
故郷に帰りたい気持ちと、ブルックリンでの新しい生活に、自分の居場所を見つけた気持ち。
二つの気持ちと、異なる環境、異性の間で、揺れ動く心・・・。
でも、最後に彼女が出した決断が、とても前向きで、すがすがしく、若者は、こうでなくちゃね!
と思わせるものでした。
故郷に寂しく暮らす母は、自分なりの理想はあるけれど、結局は娘の幸せだけを考えている
ものなのだということも、痛いほど伝わってきます。
故郷や、家族を愛する気持ちと、自分の新しい家庭を大切にする気持ち。
どちらも、大切だけど、同時には手に出来ない。
そんなもどかしさも、あるある・・・ですね。
自身の生まれ故郷を離れて、遠い地で、自分の居場所を作られてきた頑張り屋の女性に
こそ、一見の価値あり!と思う、素敵な作品でした。
機会がありましたら、ぜひ!!