脳内の感情が、それぞれのキャラクターとなって登場して、ストーリーが展開するという内容に、興味をそそられ、昨日、長女と一緒に、観てきました。

珍しく、長女も観たいと思っていた・・・っていうのでね。

「ヨロコビ」が、司令塔の中心となって、忙しくお仕事している感じなのが、面白いです!

そして、それと対照的に、「カナシミ」が、迷惑がられて、邪魔者扱いされている初番から、ストーリーが進むにつれて、その本当の重要性が解き明かされて行く・・・という展開も、なかなかどうして、納得しやすいです。

「イカリ」「イライラ」「ビビり」が、その中間的な立場にいるのが、この3つのキャラクターたち。

それぞれの反応が、あるある~!!で、クスッとさせます。


人の感情を映像化する・・・というのは、新しい試みで、やはりそれなりに難しい点も多いのだろうと思います。

でも、子どもが観ても、それなりに、わかりやすく、うまく映像化されている感じだったなぁ~。

あっ、ただ、この映画のテーマは、子ども向けではなくて、本当は思春期を超えた年齢の人が観た方が響くはず。

妙齢の長女なんか、リアルタイム過ぎて、かなりズ~ンと響きまくっていたみたいです。私より、感極まって、涙が出そうになった場面が、たくさんあったと言ってましたよ。

もちろん、大人が観ても、改めて納得だなぁ~と思う事ばかりですよ。



吹き替え版を観たので、竹内結子さんと大竹しのぶさんが吹き替えでしたが、大竹さんの役に入り込んだセリフは、圧巻でした。

さすが、大物女優は違うわ・・・ってね。本人のキャラは、かなり消えてました。

対象的に竹内さんの方は、本人の話し方に近く、どうしても本人の顔をイメージしてしまうなぁ。

古い記憶が、徐々に色あせて忘れ去られてしまう・・・という状態も、興味深い演出になっていて・・・。

何もかも忘れっぽくて、あやふやな私は、自分の記憶は、この主人公よりずっと速い速度で、忘れてしまっているんだろうなぁ~、収納場所も少ないんだろうなぁ~なんて勝手に思っていました。

ピクサーアニメーションなので、仕方ないんでしょうけど・・・。夏休み期間中だし・・・。

劇場内には、お友達同士で見に来た小学生もかなりいました。

後ろの席にもそういう子たちが座っていて、イスをドンドンしちゃうんですよね~。

これが、ちょっと気になったけど、大きな声でおしゃべりとかはなかったので、まあよしとします。

会場を出たら、その子たちのママさん?と思われる集団が、待っていました。

ママさんたちにも、観て欲しい映画だったんだけどなぁ~。