長女、今日も学校へは行けなそう・・・。


本人に、気力がない様子。


う~ん、まだまだ、心のコントロールはうまく行かないの

かな・・・と。




先週末までは元気そうだった。


土曜日も、家庭教師の先生と、普通に勉強をこなし、

日曜日には、ちょっと前にお誕生日だった数少ないリア友

のCちゃんと会う約束をして、午後から出かけて行った。


お誕生日のプレゼントも、先週のうちに、私と一緒に買い物に

行って、自分で選んで用意していた。



Cちゃんは、ブログで、結構精神的に不安定な事をを書いていた

のもあり、長女は心配になって、会おう!という気になったようだ。



ところが、実際に会ったCちゃんは、思いの他元気そうで、午前中

には、部活に行ってきたとかで、ハイテンションだったようだ。


一緒に付き合ってもらって、洋服を選び、購入したり、その後、

カラオケにも行った様子。


でも、楽しい気分には、ならなかったそうで・・・。


むしろ、Cちゃんの話すあまりにも普通の中学生活のことを聞いて

いたら、ドンドン落ち込んで、否定的な考えが襲ってきてしまった

ようで・・・。


夫にも、できれば、二度と会いたくない気分・・・と言っていたほど、

気分が悪い状態だったらしい。

(特に、Cちゃんが、長女にひどい事を言ったとか、したとかという

ことではないのだと思う。)




これは、おそらく長女にとっては、過渡期なのだと思うのだけど、

漸く、学校内に自分の居場所を見つけ、安心できる日々だと思い

はじめ、ちょっと心に余裕が出来て、初めて同級生達の抱える

本当の辛さなど、普通の高校生達にはわかりえない環境を目の

当たりにし、自分のいる環境が、他の多くの子達のそれとは、かな

り違うのだという事を、認識するようになってきた為だろう。


ネット上で、ネトゲ仲間と、話をする機会も多く、そういう時に聞く

一般の(というより、排他的な・・・と言うべきか)高校生やその体験

者たちの話す内容は、自分の知っている世界とかなり違う・・・、

自分の環境を話しても、理解してくれる人などいそうにない気分に

なり、何かしらショックを受けているのかもしれない。


私はそういう長女の言い分を聞いて、それなら、その気持ちを、

気付かずに話している相手に、言ってしまったらどうだろう?と

勧めてみた。


でも、たとえば、長女が、皆の楽しそうな中学時代の話を聞いて


「私はさ~、自分が中学時代引きこもりで、行きたくても学校へ

行けなかったから、そういう中学校での経験を全然してないんだ

よね~。だから、そういう楽しそうな話を聞くと、なんだか悲しくなっ

ちゃうんだぁ・・・。」


と言ったとしたら、その場の空気が凍っちゃうから、それが困るか

ら、何も言えない・・・と。


自分で、別の話に変えちゃえばいいじゃない?と言っても、自分は

そんなに話題が思いつかないから、人の話を聞いているので、と

ても、そんな風に会話をコントロールして行く事は無理だ・・・と。


そうは言っても、言わずに我慢していても、相手にその気持ちは

理解されないだろうし、その空気が嫌で、人と交わらなくなるなら、

それはまた、引きこもってしまう事に他ならないし・・・。


つくづく、難しいな~と思う。



本人、自分で選んで決めた進学先だから、その事自体は、後悔

したり、否定したりする事はないみたい。


実際、長女には、今の学校の環境は必要だと本人が思ったから

こそ、迷う事なく進学先に選んだわけだ。


でも、今は、他の多くの普通の高校生達とは違う環境での学校生活

である・・・という事実を、自分の中で、うまく受け止めきれていない

のかな・・・。


実際、命の保障もないような難病を抱えたクラスメイトと机を供に

している今、たとえば、10年後に、同窓会を開いて、皆で顔を合わ

せる・・・なんて事さえ、楽観的には考えられない環境なのだ。


そういう事実を受け入れるには、まだ15の娘には、ちょっと重過ぎる

事なのかもしれない。


特に、ネット上で、知り合うような同年代には、そういう長女の学校の

ような環境があることを、想像さえ出来ないので、たとえば、高校時代

の友だちが、その後もずっと長く付き合う友だちになるものだ・・・とか

平気で言ったりするらしい。


そういう事が、可能でない場合も、ある・・・という事さえ知らずに・・・。




今日は、ゆっくりおうちで、刺激を受けずに、休息を取って、明日は

また、元気が復活してくると良いのだけど・・・。


もどかしい思いを抱えながら、ただ、あれこれ考え、見守るしかない

母なのだ。