今までの1年7ヶ月を振り返っての、長女の様子を、


ちょっとまとめておこうと思い立ちました。



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




不登校になった頃の長女は、まず周りからの情報をシャットアウトしようと一生懸命でした。


だから、一日中PCの前から離れなかったり、昼夜逆転して、外からの刺激を


最小限に抑えようとしたり、習慣的にしているはずの身の回りのことも、


動きを止めたかのように、しなくなりました。




それから、少し時間が経って、冷静に自分の状況を考え始め


今度は自分の現状に絶望して、自己嫌悪です。


この頃は、いっぱい泣きました・・・。




そして、わずか13才程度だというのに、人生のすべてを諦めてしまったかのように、


うつろな表情を浮かべていました。




それから、自己弁護です。


自分がどうしてこういう目にあったのか。


周りがいかに自分に対して傷つくような言動をたくさんしてきたか・・・。


なにが、許せないのか。


今どんな気持ちでいるのか。




その頃の長女は、かなり物騒な言葉も口に出していました。


「ナイフを持って行って、刺してもいい?」とか・・・。




感情を、一生懸命に外に出して、体から追い出して、


そのかわりに元気を貯めようとしていたように私には見えました。




その辺から、行動面にも変化が見られるようになりました。


意識しての昼夜逆転の修正。


私と一緒に夜のウォーキングをし始めたのもこの頃です。


ネット内で仲良くなった人たちと、ネットだけでなく、実際に会ってみよう・・・と


実行に移したのもこの頃です。




自分が回復して行くために、必要な事はなにか・・・について


少しずつ、考えられるようになってきました。



そして、復帰を具体的に考えだし、不登校の闇に落ち込んでから一年、


ようやく、勉強を再開しました。




まだ、外に出て行くのが怖く、塾には通えない状態だったので、


家庭教師の先生に、来ていただいて・・・。




最初の頃は、辛そうにしていた勉強への取り組みも、日を追うごとに


自然体で取り組むようになって行き、少し自信がついてきた頃


やっと、定期試験への部分的な参加へと意欲が出てきました。







【元気になるために、脇から長女を支えてくれた事・・・・】


・ネットゲームとそこで知り合いになった多くの仲間達


・元気が出てきた頃からはまりだしたアニメとそのキャラクターを演じる声優さん


・やさしく、自信を持たせるように、長女のペースに合わせて勉強を教えてくれる家庭教師の先生


・ずっとずっと、つかず離れずで、長女の気持ちを尊重して接してくれる中学校の先生方


・辛くて何もかも嫌になってしまったどん底の中1の夏から、ずっと長女の話を聞き、長女の辛さを理解してくれた思春期外来のドクターとの関係


・なかなか会うことは出来ないけど、落ち込んで弱音を吐いている時、さりげなく励ましてくれた小学校時代の年下のお友達の存在



きっと、他にもたくさんあったと思います。



長女を色々な形で支えてくれるすべての人からの思いを感じて、


長女は立ち直って行けているのだと感じます。




人は、一人では決して生きていけない。


人は人に支えられて、生きていくものだ。


そして、自分も、自分の周りの誰かを、支えながら生きているのだ。



ということを、しっかりと確認しながら・・・。