日付は変わってしまいましたが、水曜日、久々に

臨時で仕事がお休みだったので、チャンス!とばかり

映画館に足を運びました。


本当は長女も一緒に連れて行きたかったのですが、

映画は嫌いだと言われ、仕方なく一人で観に行く事に・・・。


レニー・ゼルウィガー主演、ユアン・マクレガーに

エミリー・ワトソン・・・と私の好きな俳優さんがたくさん

出ています。


ピーターラビットの原作者ビアトリクス・ポターの

秘められたロマンスが、心に響きますあせる


相手役の出版社の担当がユアン・マクレガーなのですが、

もう、最初に登場する所から、高感度満点で、ロマンスの

予感もビシビシ!!


観ているこちらも、レニー演じるビアトリクスの気持ちに

すっかり入り込んで、ユアンの優しい微笑みにドキドキです。


日本でもとても人気の高いピーターラビットの絵本ですが、

作者がどんな方なのか、自然を愛し、生き物を愛し・・・と

いう方だという事は存じていたものの、殆どそれ以外の知識

なく、頭が白紙の状態で観ました。


1900年頃のイギリスの上流階級に育ったビアトリクスは

職業など持つことなく、年頃になったら良い縁談を受けて、

結婚し、家庭に入ることを両親から期待されていたけど、

動物の絵を描くことが何より好きで、その動物達を我が友と

呼ぶほど愛し、その絵に物語をつけることで、子ども達に

大人気の絵本作家として有名に・・・。


この時代に、結婚する事を拒み、絵本作家という職業を持つ

という事は、かなりすごいことだったに違いありません。


実際のビアトリクスも、理解のない母に、ことごとく人生の

岐路で反対され、絵本作家としての成功も認めてもらえなかった

ようです。

それでも、晩年、自分の生きる場所として選んだ湖水地方の

町に住宅を用意して、母親を呼び面倒を見ていた・・・といいます。


今の時代だったら、自慢の娘!ですよね。


映画は、主演のレニー・ゼルウィガーが、はじめての製作総指揮

を取った作品とのことで、映画全体に明るくて楽しい雰囲気が

漂い、人も、動物達も、自然も、とてもゆったりと魅力的に表現

されています。


私は若いころ、英国にあこがれて、しばらく語学留学をしていた

時期があるのですが、学校が休みの時には、現地で知り合った

友人達と、イギリスの地方を旅行しました。

オックスフォードとヘイスティングスという割りと温かい方に滞在

していたので、旅行には、ウェールズ地方や、スコットランド、

イングランド内の地方都市にも色々行きました。


・・・が、残念な事に、この湖水地方だけは、機会に恵まれず、

全く足を伸ばすことなく帰国してしまったのです。


自然の美しい地域とか、上流階級の人たちのリゾート地とか

素敵なイメージはあったはずなのに、立ち寄れなかったのは、

残念です(´_`。)


でも、この映画を観たら、なんだかとても英国の湖水地方に

行ってみたくなりました。


私の記憶の中では、英国は、田舎へ行けば行くほど、素晴らしい

景色と優しい人々に会える・・・そんな国です。


ハリーポッターも良いけれど、中年と言われる年にどっぷりと

つかった自分にとっては、やはり自然がささやきかけてくれる

そんな場所に心惹かれます。


・・・とは言っても、いつ湖水地方への旅が実現するかは、全く

未定ですが、目標を持つ事は良い事♪


いつか、元気なうちに、行きたいものです。


この映画、あまり期待をしないで、見に行ったのがよかったのか、

観終わった時、「久しぶりに素敵な映画を観たな~。」って

思いました。万人受けするタイプの娯楽作品ではないですが、

心の癒しを求める女性には、なかなかお勧めです。


まあ、私は英国ファンなので、その辺はちょっと差し引いて

この文を読んで下さいね(爆)


うちにも頂き物の、ピーターラビットのキッズ用カップ(磁器の)

があります。娘に買ってやった、絵本のシリーズもあったような・・・。


これほどたくさんの人々に愛され親しまれているキャラクターを

生んだミス・ポターという女性がどんな人生を歩んだのか、

気になりませんか?