出発前日に、荷造りも半ばで、倒れるように寝てしまった
長女でしたが、翌朝は起こしに行くと、すんなり起きてきて
支度も済ませ、問題なく出発もできました。
長女よりも、夫の方が、緊張感がみなぎってました(汗)
駅までの道でも、突然立ち止まって、
「やばい、薬忘れてきた!」と言い出し、それは大変!と
家に戻って取ってくるよう言うと、少し戻ってから、見つかった
らしく、
「持ってた~。」と引き返してくる状態で・・・。(-。-;)
バスの集合場所までの電車では、丁度すいていて、座れる
状態だったので問題なし!でしたが、集合場所に目印など
もなく、バスもまだ・・・と言う状態で、またイライラ。(←夫)
やっと乗れたバスの中でも、前回書いた通り、座席の窮屈さ
に、終始お怒りモード
漸く現地のホテルに到着するも、チェックインタイムまで一時間
ほど、椅子も殆どないロビーでやたら待たされ、またまた逃避
モード・・・。
部屋に入っても、なんか終始無言に近い状態で、決して調子が
良いとは言えない、かなり難ありの夫@ホテル状態でした。
娘達は、二人でエキストラベッドになることなく、ちゃんとした
ベッドで、ゆったりできる状況が気に入ったのか、結構二人で
楽しくしていました。
二人で私たちの部屋に遊びに来て、私とじゃれあってキャー
キャーやっていたら、イライラモードの夫が爆発。
「お前ら、ギャーギャーとうるさいんだよ!!人の部屋来て
騒ぐな~!」
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二日目は、フリーだったので、午前中はホテル前の無料で
入れるプールへ行きました。
長女は旅行前から、絶対に自分はプールには入らない!と
宣言していて、水着も持ってきていなかったので、次女と
夫と3人で・・・。
お水がかなり冷たくて、入るまで苦痛だったけど、中に入って
動いていると、それなりに楽しく過ごせました。
夫にとっても、久々のプールだったので、ビート板につかまって
ドルフィンキックの練習!とか言いながら、結構エンジョイして
いたようでした。
次女も、プールは大好きなので、夫と私が交代でプールサイド
にあがるのを横目に、一度もプールから出ないで、マイペースで
水と戯れていました。
私たちがプールで遊んでいる間、ずっと部屋で寝ていた長女
でしたが、午後からは、隣接のプレイランドへ行ってみよう!と
誘って、漸く活動開始!!
どちらかと言うと、小さな子供向け・・・で、遊具も4~5種類しか
ありませんでしたが、2種類ほどの遊具に乗った後、大好きな
ゴーカートにも乗り、子ども達はそれなりにエンジョイしたよう
です。(大人は、園内ミニトレインに乗った以外は、終始見学&
撮影係でしたが・・・)
期待したほどの楽しい遊園地・・・とは言えませんでしたが、
まあ、ほどほどの時間つぶしにはなりました。
その後はお部屋でゴロゴロ・・・。
私はふと思いついて、夫を誘い、リラクゼーションのマッサージ
に行ってみました。
普段、疲れを感じながらも、なかなか行くことのできないもの
だったので、ホテル内に短時間からの色々なコースがあり、
試してみたくなったのです。
やってもらったのは、前半が足裏マッサージ(リフレクソロジー)
20分&通常の全身マッサージ20分というお手軽コースでした
が、体験した事がなかったので、興味津々でした。
結果・・・・
私は、足裏をちょっと押されただけで、痛いところだらけ(>_<)
担当のおねえさんにも、「かなりお疲れのようですね~」と
言われてしまうほど・・・。
胃腸や婦人科系、肩、腰・・・など、ボロボロのようです
マッサージも、気持ちよいどころか、痛いところだらけで、
とても気持ちよくウトウト・・・なんてもんじゃありませんでした。
ところが、終わってきた夫に感想を聞くと、
「すっごく気持ちよくて途中でグーグー寝ちゃったよ!」って
言うんです。
羨ましすぎ!!
まあ、夫にとっては、旅行中このリラクゼーションマッサージ
が、一番気持ちが良くて快適だったそうなので、やはり夫に
こそ、必要なものだったのかもしれません。
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最終日の3日目は、出発のバスが午後2時ということで、
チェックアウトしてから、数時間つぶさないといけないので、
近く?の高山植物園へ、出かけることにしました。
どうせ、2時間ぐらいで戻ってくる事になるだろう・・・と
甘く考えていたら・・・・大変な事になりました。
まず、最寄り駅まで、ホテルからのシャトルバスで25分。
帰りのバスの時刻を聞くと一時間に一本だと言うので、
1時のバスには乗らないといけません。
その駅前から、歩く事10分弱で、漸く目的地のロープウェイ
乗り場へ。このロープウェイが、また20分おきにしかなく、
なんだかんだで、現地に上りついたのが、11時15分頃。
そのロープウェイの中が、またすっごい蒸し暑さの上、人混み
も、ちょっとした満員電車並みだったので、夫と長女の様子が
かなり悪化しました。
頂上についた頃には、すっかり不機嫌になって、
「もう、食事だけして、このまま帰ろうぜ」と夫が言い出し、隣に
いたおば様にくすくす笑われておりました・・・。
そのとき、おとなしく高山植物見学でも適当にして、夫の言う
通り、食事でもして帰れば、時間的にもOKだったのでしょうが、
私も次女も、そこの目玉アトラクションである「サマーボブスレー」
をやりたかったので、一目散にその列に並びました。
まさか、そこで一時間以上も待たされるとは思わず・・・。
なかなか順番も来なくて、本当にこれで帰りのシャトルバスに
間に合うの?というムードになってきて
・・・実際、間に合いませんでした
ボブスレーを楽しんだ後、もうダッシュでロープウェイ乗り場に
行きましたが、悲しいかな3分ほど前に出てしまったばかり・・・。
結局昼食も取らずに、1時丁度のロープウェイで、下山して、
そこから急いで駅まで(炎天下を)歩き、駅で偶然思いついて
駅弁を買い、そこからシャトルバスがないため、自腹でタクシー
に乗り込み、ホテルへと戻ったのでした。
高山植物園見てないし~。
ご飯も食べてないし~。
タクシー代高かったし~。
本当に散々な結果となりました。
まあ、全員一致で【サマーボブスレーは面白かった】と
なりましたけどね~。
結局、バスの到着は30分ほど遅れ、2時半ごろ出発。
バスを待っている時間に、買って来た駅弁も無事平らげ
ホッと一息でしたが・・・。
バスの中は、猛暑のせいか、冷房が全然効いてなくて
蒸し暑くてかなわなかったし・・・・・。
漸く、出発地まで戻ったのは、夜の8時でした・・・。
降りた駅前で、偶然入ったパスタのお店が、予想以上に
美味しかったので、夫も子供達もまあまあ機嫌が戻り、
その後乗った電車もすいていてゆったり座れたので、
最後は良かったかな。
あれほど、滞在中、ブーブー文句ばかり言っていた夫
でしたが、美味しいパスタで機嫌が良くなったのか、
家に戻って落ち着いたら、
「結構、楽しかったかも・・・・旅行」だって~
同じ口で、滞在中は、
「もう、今年で家族旅行はそろそろやめにしようぜ~。」
なんて、散々言っていたのにです
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この旅行中、嬉しかったのは、長女の状態が予想以上に
良かった事です。
春にドライブ旅行に行った時は、とにかく人混みを見ると
体調が急変し、とてもじゃないけど、人が集まるような
場所にはまったくと言っていいほど、近寄れなかったの
です。
それが、今回の旅行では、なんと2日とも、次女と私と
3人で、連日大浴場に入りに行く事ができたし、日中も
それなりに人がいる所でもおかしくならずに過ごす事が
出来るようになってました。
本人は、気分安定剤のリーマスが自分に合っているようだ
と言っていましたが、終始状態の良くなさそうな夫に比べて
かなりイライラすることなく、かえって家族にも気を使ったり
する余裕さえ見られ、体力的にも次女よりかえってあるほど
で、それなりに元気になってきている事を実感できました。
本人も、行きのロープウェイの中のような、密集空間での
人混みは具合悪くなるけど、それ以外の普通の人混みは
全く平気になっていた事に、自信をつけたようでした。
やはり、大人よりも、子どもの方が、‘成長するもの’なのだ
なぁ~と、私も実感していました。
本来の長女らしい、ムードメーカー的な性格が戻ってきた
ことを実感でき、私も嬉しかったです。
滞在中、夫があまりにも何度も「もう家族旅行は・・・」と
文句ばかり言うので、今度からは長女と次女と私の3人で
行こうね!なんて、話したりもしていました。
(まあ、その時になると、自分も行く!って、言い出すんでしょう
けどね・・・)
長々と綴ってしまいましたが、色々なハプニングがあっても、
その一つ一つが、やがて家族の思い出として、私たち夫婦や
娘達の記憶に残っていくのだと思います。心の中の大切な
宝物として・・・。
だから、苦しい事や、大変だった事、泣きたくなるような事件も、
それはそれで、いずれは懐かしい思い出になる・・・そう信じて
私は毎年の家族旅行を大切に考え、実行してきました。
もしかしたら、これが最後の・・・になるかもしれませんが、
私個人としては、行ける限り、続けて行きたいな・・・と思って
います。
いよいよ無理になったら、多分私一人でもどこかに行くことでしょう。
実は、一人で夏休みを使って、海外旅行(語学研修も兼ねて)に
行くのが、密かな夢だったりします。