こんにちは
明日で2013年も最後ですね
一年早いものですねぇ
というわけで、前回ホームケアについてのお話をさせて頂くと言いましたが、
その前にシャンプー剤について話しておかなければなりませんね
長文になりますが、後悔はさせません!
最後までお付き合いください
では始めます
最近、よくお客様から
『ノンシリコンシャンプー』
についてのご質問を頂きます
ノンシリコンシャンプーを語る上で、
まずはシリコンという成分についてお話します
まぁシャンプー剤に含まれるものは、厳密に言うとシリコーンやシリコーンオイルというものですね
このシリコン、巷では
『体に害があるんじゃないか』
とか
『毛穴まで埋めて不健康な頭皮環境になる』
とか
都市伝説のようなお話を耳にしますね
簡単にお話しますと、シャンプーに含まれる成分の中で、シリコンは最も皮膚刺激もなければ、アレルギー要因にもなりえません
つまりシャンプー剤の中で最も安全なんです
そして、シャンプーの成分中、一番高価な成分なんです
意外ですよね
そして、毛穴を埋めるというもの
まずシリコンは頭髪、頭皮の上で網目状に広がります
つまり完全に多い尽くすなどあり得ませんし、
元々、水にも油にも馴染まない性質のシリコンが、
頭皮に付着して離れないなんて事は無いと
資◯堂さんの研究でも出ているようです
但し、シリコンにもデメリットは存在します
はたしてデメリットと言うかはわかりませんが、
シリコンは自然界には存在しない人工の物質です
そのため、イメージ的には安定して頭に広がっている『モノ』と言う感じですかね
それとシリコンはカラーやパーマの薬剤の効きを悪くすると言われています
個人的にはそんな事もない気がしますが。。。
これ以上細かく書くと専門的になりすぎるので、シリコンの説明はこれくらいで
上記の通り、シリコンはこれと言った実害も無いにも関わらず、何故か悪者のような扱いを受けています
ではなぜ今、ノンシリコンシャンプーがここまで推されてるのか
果たしてノンシリコンシャンプーとは
市販のノンシリコンシャンプーを調べてみました
まず注目していただきたいのが、界面活性剤(洗浄成分)の部分
ノンシリコンと言われる商品に使われているのは
石油系合成界面活性剤
そうです
食器を洗う洗剤と同じものです
まぁ石油系が悪いとは思いませんし、シリコン配合シャンプーで使われている事もあります
しかし、この界面活性剤はとても安価な成分であり、
冬場の乾燥した頭皮や、
加齢により皮脂分泌が減ってくる20代後半の方には少し洗浄力が強すぎるものかなという感覚はあります
多くの製品は石油系とは別に、優良な界面活性剤も配合されているようですが、成分順位から考察するとごく微量。。。
あまり意味がない様に見えますね
天然植物油なども配合されているようですが、微量しか入っていないものを大見出しにして売り出してます
見事にオーガニック信仰、
天然成分ブームに乗っかってますね
ましてや、界面活性剤の高い洗浄力の前には配合されている油分も少々心もとない気がします
カラー、パーマされている方ならきっと髪の毛ギシギシになるだろうなぁと思います
このような成分表示から考えると、実はノンシリコンシャンプーのコストはシリコン配合シャンプーの半分程度です
ブランディングに成功し、あたかも高級なイメージがありますが。。。
実際、全成分を無添加、天然成分で作られたとしたら、1本で1万円は軽く超えるでしょうね
植物成分で髪にいいとされているヘナカラーがありますね
確かにヘナは髪が痛みません
しかし、色はオレンジ系のブラック一色しかありません
他の色を勧められたとしたら、それは科学染料入りです
脱線しましたが、天然成分(と謳われているもの)が手放しに良いとは
僕は口が裂けても言えません
そして、ノンシリコンシャンプーの最大の矛盾についてお話します
ノンシリコンシャンプーと謳われているものの同シリーズの
トリートメントやコンディショナーに
シリコンかなり入ってます
あれ
あれれ
ノンシリコン達は
シリコンは駄目って言って
シリコン抜いたんじゃないの
成分を見て度肝抜かれましたね
とまぁ、長くなりましたが皆さんのノンシリコンの魔法を解けたかなぁ~
ここまでは一回頭をフラットにして頂く為に書きました
ヘアケアマイスターという資格も持ってますので薬剤や、毛髪科学はそれなりに勉強してきました
その知識はお客様の為に
ぜひお客様には宣伝に流されず、自分に合うシャンプーを使って欲しい
長くなったので2に続きます