1年ちょっと前にテレビを買い替えたばかりなんですが、また買い換えました。

 

きっかけはセガサターン版のグラディウスをプレイしたこと。

操作遅延がシャレにならないくらいひどかったんです。

 

例えるなら、自機の操作がオプション一個分くらい遅れます、比喩でも誇張でもなく。

 

去年まで10年来使っていたテレビではそんなこと感じたことはありませんでした。

また去年買い換えたテレビでサターン版グラディウス以外のシューティングゲームを遊んでいたときも違和感は感じていませんでした。

ファミコンのザナックとか、MSXのグラディウス2(not ゴーファーの野望)とか、PCエンジン版のグラディウスII ゴーファーの野望とかはちょくちょくプレイしてたんですけど、以前ほどステージが進められなくなっていたんですが、「腕が落ちたなぁ。歳のせいで反射神経悪くなったかな」くらいに思ってたんですよね。

 

でも去年テレビを買い替えてから今までサターン版のグラディウスをプレイしたことはありませんでした。

 

先日某氏のグラディウスの食べ比べ記事を拝見したことをきっかけに、久しぶりにサターン版のグラディウスをプレイしてみたら、操作遅延がとんでもないことになっていました。

 

で、どこで操作遅延が起きているのか調べました。

 

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セガサターンからテレビまでの映像信号の経路は次のようになっています。

 

セガサターン - AVセレクタ - HDDレコーダ - テレビ

 

AVセレクタはアナログ信号の切り替えをしているもので、ブラウン管テレビで遊んでいた頃から使っていました。

ここで遅延が起きているならとっくに気づいていたでしょうから被疑から除外します。

 

HDDレコーダはテレビを買い替えた際にいろいろ検証していた際にどんなソースでも問題なくHDMIに変換できるトランスコーダとして最適と判断したものです。

しかし改めて考えてみると、どんなソースでも問題なく表示できるということはTBC(Time Base Corrector)が入っているということです。

TBCが入っていると必ず信号遅延が発生します。

被疑としては充分です。

 

最後のテレビですが、元々液晶テレビには液晶を使う以上避けられない「表示遅延」というものがあります。

これには液晶そのものの反応速度による遅延と液晶に表示する情報を処理するために費やされる遅延の二つが含まれます。

液晶そのものの反応速度はどうしようもありませんが、後者はテレビに付加価値を付けるために各メーカーが工夫を凝らしています。

逆に言えば、これはなくすこともできるということです。

ですが、1年前に買ったテレビは表示遅延に関する設定が全く用意されていませんでした。

テレビも被疑としては充分です。

 

◇◇◇

 

まず検証しやすいテレビ自体の表示遅延を検証しました。

方法は簡単。

パソコンのHDMI端子をつないで、「複製する」の設定でパソコンのモニタとテレビの表示を比べれば、遅延ははっきりわかります。

 

結果は…、最悪でした。

 

もしこのテレビをPCのモニタとして使おうとしたら、そのレスポンスの悪さにストレスで発狂しそうなレベルです。

(客観的に遅延時間を測って公開するのには動画を撮るのが一番いいのですが、特定の製品を批判することや動画公開することがこのブログの目的ではないのでそこは割愛)

 

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HDDレコーダの遅延も、同じソフトを先日作ったHDMI表示環境とHDDレコーダ経由の表示でプレイすることで比較しました。

が、違いは感じられませんでした。

 

◇◇◇

 

サターン版グラディウスで感じられた洒落にならない遅延はテレビで起きているものでした。

 

いままで、「操作遅延がシビアなのは対戦格闘ゲームくらい。自分は対戦格闘は下手の横好きで1フレーム単位の操作はできないから影響ない」と思っていました。

 

ですが、思い切って表示遅延をなくすモード(いわゆるゲームモード)を持つテレビに買い換えることにしました。

 

選択基準は十人十色どころか百人百色だと思うのであくまで私の基準での選択ですが、PanasonicのTH-40JX750を選びました。

 

優先したのは次の条件です。

・表示遅延を最低限にするいわゆる「ゲームモード」を持っていること

・ALLMに対応していること

・横幅が約90cm以内であること

・解像度がフルHD以上であること

・HDMI入力端子を最低でも3系統、できれば4系統以上持っていること

・ゲームモード/ALLMが入力端子別に設定できること

・コンポジットビデオ入力を最低1系統持っていること

(上から優先順)

 

去年の買い替えの際に優先したのは次の条件でした。

・横幅が約90cm以内であること

・解像度がフルHD以上であること

・HDMI入力を4系統以上持っていること

・AndroidTVであること(厳密には、MiraCastに対応していること)

(上から優先順)

 

優先する項目が違うと、選ばれるテレビは全く異なるものになるんですねぇ。

昔はこんなに差が出るほど選択肢がなかったんですが…(苦笑

 

◇◇◇

 

注文していたテレビが届いたので、さっそく検証しました。

 

PCのマルチモニタ表示による比較で検証したところ、ゲームモードをONにするとPCのモニタと全く同じタイミングで画面更新が行われることが確認できました。

ゲームモードをOFFにすると去年買い換えたテレビと同じくらいの遅延が起こります。

 

ゲームモードをONにした状態でHDDレコーダの遅延も念のため検証してみたところ、こちらもわずかに遅延が発生していました。

この状態のサターン版グラディウスではどちらも普通にクリアできてしまって比較にならないので、去年テレビを買い替えてからすっかり腕が落ちたと思っていたファミコン版ザナックで比較プレイしてみました。

 

HDDレコーダ経由:3面でゲームオーバー

            (だいたいいつも通り。悪いと2面、良くても4面でゲームオーバーだった)

HDMI変換器経由:一発でノーコンティニュークリア

 

あっさりノーコンティニュークリアしてしまいました…f(^ ^;;;

 

操作遅延がシビアに影響するのは対戦格闘とかFPSとかで、私が主にプレイするシューティングやレースとかはそこまでシビアじゃないと思ってたんですが、ゲームをプレイするうえで影響がかなり大きいんですね(苦笑

 

【12/30追記】

その後6回ほどザナックをHDMI変換器経由でプレイしてますが、6回ともノーコンティニュークリアしてます。

先々代のテレビではめったにノーコンティニュークリアできなかったんですが…。

もしかしたら先々代のテレビも表示遅延があったのかもしれません。

【12/30追記終わり】

 

最近腕が落ちたと思っていたレースゲーム(リッジレーサーとか)も新しいテレビなら若い頃のタイムに迫れるかもしれません。

 

そういう観点で思い返してみると、新しいテレビは初回起動時の設定の中に、使用目的が家庭用か店舗展示用かというものがありました。

これ、反応速度と表示の綺麗さ、どちらを優先するか、という選択だったのかも…?