今回もレトロハードのメンテではありません。
今日は電子工作の基本中の基本、オーディオミキサを自作しました。
普段使っているWindows系のPCにはPCセレクタを通してPCスピーカーの代わりにバブカセを繋いでいるんですが、メインモニタがBD-3Dに対応しているためBDプレーヤーも音声のみPCセレクタに繋いでいます。
BDプレーヤーの映像はHDMIで繋いでいるので、BDプレーヤーを見ようとすると、
・PCセレクタをBDプレーヤーに切り替え
・モニタの入力をHDMIに切り替え
という2手順が必要になります。これが結構面倒でした。
次にPCを起動したときにPCセレクタを切り替え忘れることもしょっちゅうですし。
更に、今まで居間にあるPCとメインアンプに繋いでいたMIDI音源(ST88Pro)をメインPCに繋ぐことにしたので、音声周りの配線が更に複雑になります。
そこで、音声信号はオーディオミキサで混ぜてからバブカセに繋ぐことにしました。
こうすれはPCモニタの入力切替だけで済むようになります。
◇◇◇
いつもは省略していますが、今回は基板に部品を付ける過程を追いながら記録します。
○部品取り付け前の基板
部品を取り付ける前の基板です。
この状態の基板をPWB(Printed Wired Board)と呼ぶこともあります。
オペアンプを使った基本的な加算回路になっています。
しいて特徴を挙げるとすれば、オペアンプを単一電源で動かすためのバイアス電圧を作るのにパイロットランプを兼ねたLEDとCRD(定電流ダイオード)を使っていることくらいでしょうか。
PCセレクタのUSB端子から電源を取るようにしたため+5V単一電源での動作になっていますので、バイアス電圧が必要になっています。
今回の回路は規模的には両面で作る必要はないんですが、電源入力に使うMiniUSBコネクタの端子が小さくて、いつも片面基板を作るときに製作をお願いしている基板屋さんのデザインルールに合いませんでした。
どうせ両面基板に対応しているメーカーに依頼するなら、と両面基板でデザインしました。
さて、電子工作に慣れている人にはいまさらですが。
基板に部品を付けるときには背の低い部品から載せていくのが基本です。
○部品取り付け1段階目
フラットパッケージのICやチップタイプの抵抗/コンデンサがあれば、最初に取り付けます。
今回はそれらはないので、まずは抵抗やダイオードなどアキシャルリードの部品を取り付けます。
○部品取り付け2段階目
次にDIPのICや背の低いコネクタなどを取り付けます。
今回はDIP-ICとMiniUSBコネクタです。
○部品取り付け3段階目
次はLEDや小型のコンデンサです。
○部品取り付け4段階目
続いて背が高いコネクタ類です。
今回はありませんが、中型~大型のコンデンサがある場合はこの後に取り付けます。
○部品取り付け最終段階
今回はケースには入れずに裸で使うので、最後に脚を取り付けておしまいです。
切替器の代わりに使うので、音量調整のボリュームはつけていません。
全て同じ音量でミキシングするようになっています。
◇◇◇
以下、余談です。
これから初めて海外の格安基板メーカーに基板製作を依頼する予定のかたは、数量にある程度余裕を持たせて発注することをお勧めします。
○到着した基板
今回海外の格安基板製造メーカーに依頼した基板が届きましたので検品したところ1枚不良品がありました。
○基板に付いたはんだカス
RCAコネクタを実装するところにはんだカスが付いています。(写真赤丸の部分)
HASL(有鉛はんだメッキ)は、グリーンレジストを塗布した基板をはんだ槽に漬けて銅箔にはんだを乗せた後、風圧で余分なはんだを飛ばします。
ですので、これも飛ばされたはんだがグリーンレジストの上に乗っかっているだけかと思い爪でこすってみますが、びくともしません。
どうやらグリーンレジスト自体が塗布されずにはんだが乗っているようです。
テスタを当ててみたところ他とショートしていないので、メーカーも出荷OKと判断したのかもしれません。
これが日本の企業なら外観検査ではじかれているでしょう。
今回はプラスチック筐体のコネクタを使うのでこの状態でも問題ありませんが、金属ケースタイプのコネクタを使う場合このような不良があるとショートしてしまいます。
5枚頼んでいたので他のもチェックしてみたところ、もう1枚にゴマ粒程度の大きさですが同じようなはんだカスが付いていました。
これまでに4回、合計35枚発注していて、今回が初めての不良品です。
まあ、海外の格安メーカーに依頼するときはこういうこともある想定で枚数を余分に頼んでいますので、想定の範囲内です。
今回も使うのは1枚だけの予定なので、クレームを入れるつもりもありません。







