今日はPioneerのLD/CDプレーヤー、CLD-110の修理です。
普段LDを観る際には同じくPioneerのLD-S9を使っています。
しかし、LD-S9はCD Videoには対応していません。
手持ちのソフトに1枚だけCD Videoがあるのですが、保有機材でCD Videoに対応しているのはCLD-110だけです。
ですので、CLD-110も処分せずに保管していました。
しかし、CLD-110はCDを入れてもLDを入れてもしばらくうぃんうぃんうなった後メディアを吐き出してしまう状態でした。
○CLD-110
これがCLD-110です。
意を決してふたを開けてみました。
○CLD-110 CD Video再生中
CD Videoを入れるとピックアップはメディアを認識しようと動いているんですが、メディアがちっとも回転しませんでした。
そこでピックアップが動いているタイミングでメディアを指でくいくいと回してあげていると、はじめはぜんぜん認識しなくてピックアップが元の位置に戻ってしまいましたが、何度か繰り返しているうちにメディアが自動で回り始めました。
そのまま映像の再生も始まりました。
CD VideoはLDと同じフォーマットで記録されているので、回転数もLDとほぼ同じになっています。(最内周で1800rpmくらい。CDメディアは最内周半径がLDよりも小さいのでもう少し早いはず)
かなり回転が速いので、うっかり直接手で触れると怪我をする可能性がありますので、真似はしないでください。
どうやら、長年放置していたせいでメディア回転用のモーターが固着していたようです。
駆動ベルトが切れているとか、ピックアップがヘタっているとか、根本的な治療が必要な状態でなくてよかったです。
○CLD-110 オーディオCD再生中
CLD-110はCDにも対応しているのでオーディオCDでも動作確認しましたが、こちらもちゃんとスピンアップしています。
しかし、最内周のTrack01は再生開始までに時間がかかりました。Track02以降は普通に再生できるので、すこしピックアップの調整が必要なのかもしれません。
○CLD-110 LD再生中
最後にLDを入れてみました。
こちらもちゃんとスピンアップして映像が流れ始めました。
この大きさのメディアが1800rpmで回っていますので、メディア周辺には結構強い風圧で風が出ています。うっかりメディアに触ると怪我をしそうです。
冒頭には「修理」と書いたものの、実際は凝り固まっていた身体をほぐしてあげただけというメンテともいえないメンテでしたが、貴重なCD Video対応プレーヤを復活させることができました。
◇◇◇
いまはLDとかCD Videoとか知らない人も多そうですね。
Blu-Rayの前に普及したDVDの更にその前に映像コンテンツを販売/レンタルする媒体としてLaserDisc、略してLDというものがありました。ちょうどアナログレコードと同じ直径約30cmだったので、「絵の出るレコード」をキャッチコピーに、一時はカラオケにも使われていました。
LDと同じフォーマットでCDと物理的には全く同じメディアに映像を記録したのがCD Videoです。
オーディオCDとも互換性があって、最初のほうにオーディオCDのトラック、後ろのほうにLDと同じ映像トラックが入っているCD Videoというものもありました。
ちなみにVideoCDというものもありましたが、こちらはMPEG-1を使ったデジタル圧縮データを記録していて、アナログ信号を量子化して記録したLD/CD Videoとはまったく別のものです。
【3/1修正】メディアの回転数について間違っていたので修正しました



