今日はLDプレーヤー、LD-S9のメンテです。

 

○LD-S9

 

これがPioneerのLD専用プレーヤー、LD-S9です。

電源を入れたときや、LDメディアを入れたときにエラーが出るのが気になっていました。

 

○LD-S9のエラー表示

 

電源を入れたときや、クローズボタンでメディアを入れたときにこの表示がでて、しばらくウインウインとうなった後、トレイが出てきちゃいます。

再生ボタンでメディアを入れるとエラーが出ずにそのまま再生が始まることもあるんですが、このエラーが出ることもあります。

 

まずは天板を開けて、エラーが出るときと出ないときの動きの違いを確認します。

 

○メディアロード時の動作

 

メディアを入れると一度メディアが持ち上がった後(写真上)、トレイよりちょっと上の位置まで下がります(写真下)。

メディアを持ち上げているときにメディアの有無を判定しているようです。

 

U1エラーが出るときはメディアが持ち上がった状態でしばらくモーター音がした後、U1エラーが表示されてメディアが下がり、トレイが排出されます。

 

またメディアのない状態で電源を入れたときも、おなじようにピックアップ部分が持ち上がった後、U1エラーが表示されてトレイが排出されます。

 

特にどこかのベルトやギアが空転しているとかいうことはなさそうです。

 

これは以前CLD-110をメンテしたときと同じように、メカのどこかが固着しかけているのかもしれません。

そこで、エラーが出ても気にせずに何度もメディアの出し入れを繰り返していると、エラーが出なくなりました。

同様にメディアがない状態で電源のON/OFFを繰り返しているとこちらもエラーが出なくなりました。

 

これでメンテは終わりかと思いきや、今度はリモコンのボタンが一部しか反応しません。

数ヶ月前までは普通に使えていたのですが…。

 

◇◇◇


続けてリモコンの修理です。

 

殻を割って基板を見てみます。

 

○リモコン基板

 

乾電池から液漏れしていました(-x-;

電池ボックス内がきれいだったのですっかり油断していました。

 

○電解液払拭後

 

電解液をふき取って、ダメージがありそうなパターンの導通状態を確認しましたが、一応どのパターンも数Ω~数百Ω程度で導通していました。

 

しかし、使えるボタンは全体の1/5程度だったので、どこか共通になっているパターンが原因と思われます。

変色しているパターンが繋がっている部品を眺めていると、一つだけカソードが共通になっているダイオードペアの部品がありました。

この部品に繋がっているパターンは70Ωほどで導通していたのですが、試しにポリウレタン銅線で補修したところ、無事全てのボタンが使えるようになりました。

 

○修理後のリモコン

 

変色しているグリーンレジストをそのままにしておくと、パターンの腐食が進んでまたボタンが反応しなくなることもあるので、変色している部分を剥がして、レジスト補修剤で再度保護しました。

 

乾電池もアルカリからマンガンに変えます。

 

これで修理完了です。