一昨日「対策は急がない」と書いたものの、夏季休暇が10日もあるとさすがに手持ちぶたさんなので暇つぶしに対策してみました。

 

といってもオープンコレクタのスイッチとして使っているトランジスタの応答速度高速化対策としては定番のスピードアップコンデンサを入れるだけです。

定番中の定番なので、「トランジスタ スイッチ スピードアップ」で検索すればすぐにヒットすると思います。ですので回路図は省略します。

経験上、事前に回路定数を計算するよりも実回路でカット&トライするほうが結果的に早いので今回もそうしました。

 

〇対策前後のROMKILL信号比較(対策前)

 

〇対策前後のROMKILL信号比較(対策後)

 

緑色の信号と黄色の信号がほぼ同時に変化するようになったのがわかると思います。

 

立ち下がりのスピードアップ兼立ち上がり時のオーバーシュート防止用のコンデンサは手持ちの部品の都合で220pF、立ち上がりのスピードアップ用のベース接地抵抗はカット&トライの末100Ωにしました。

 

対策以前はキャラクタが表示されない不具合が起きていたドラゴンスレイヤー6で、対策後は正常にキャラクタが表示されることを確認しましたので、やはりトランジスタによるROMKILLアサート時間延長が原因と確定できました。

 

ちなみにハイドライド3では対策前のこのボードでも不具合は発生していませんでした。

ソフトのメモリアクセス方法によって不具合の発生有無が変わるようです。

 

◇◇◇

 

がこの検証をしている間に、実験用PC-8801FH/MH(※)のドライブ2側のFDDに不具合が発生。

MOTOR ON時にモーターがスピンアップしなくなってしまいました。

一時回避でドライブ2はFD-55GFV/70に交換しています。

※:元々PC-8801MHだったメインボードにCMT回路を追加&FH用のFDDを接続して、簡単な設定でFH/MHを切り替えられる改造/機能強化の際の実験用PC-88にしていました。

 

【8/15追記】

ドライブ0側のFDDもスピンアップしなくなってしまいましたので、ROM/FDDともにMHの状態に戻しました。

MOTOR ON時にスピンアップしないときは「ぴくっ」っと反対方向に動くので、モーター制御基板の時定数回路などに経年による変化が起きたのかもしれません。

モーター制御回路は詳しくないので、修理するにしてもまずはそのあたりの勉強からかな…。

【8/15追記終わり】

 

【10/19追記】

2Dメディア書き戻し環境の5インチFDDをフロントベゼルが黒いFD-55B-01に交換してFD-55B-06の空きが2台になったので、調子が悪くなったFDDと交換しました。
元のFD-55BVと違いヘッドロード機構があるのでアクセスのたびにM系と同じようにガチャガチャ鳴るようになりました。結構うるさいです(苦笑。もしかしたらMH/MA/MCのドライブよりうるさいかも…。

【10/19追記終わり】