オクで見かけたI/OデータのLCD-AD222EBというワイドモニタが水平同期周波数24kHzに対応していたので、手に入れてみた。
一応現行機種で、2万円ほどで新品が手に入るみたいだけど、PC-88やPC-98が本当に映るのか試したかっただけなので、敢えて新品を購入する気はなかったんである。

PC-8801に繋いでみると、これがあっさり映った。さすがに無調整とはいかず、表示位置やらサイズは調整したけど。
OSDにもちゃんと640x400と画面サイズが表示されるので、やはりPC-98も意識した製品なんだろう。PC-88まで考慮したかどうかはわからんが(^^;

昔4:3サイズのモニタで24kHz対応していたのがあったけど、これにPC-88の映像を映すと絵が微妙に縦長になって違和感が半端ない。
640x400という画面サイズはアスペクト比にすると、16:10。つまりいまどきのPC用ワイドモニタと同じ。4:3のモニタでアスペクト比無視して表示したらそうなるのは当たり前。PC-88を映すんならいまどきのワイドモニタの方がアスペクト比は合っているんである。
LCD-AD222EBは1920x1080なので、16:9のモニタなんだけど、アスペクト比保持のモードがあるので、そこは問題なかった。

ちなみにX68kの31kHzも普通に表示できた。無調整だと最下部が数ドット分欠けて表示されているが調整可能範囲だと思う(今日はそこまで試してない)。

メーカサイトで調べてみたらLEDバックライトの製品だったので、普段メインで使っているパソコンのサブモニタをこのモニタに変えてみた。
これでメイン/サブともにLEDバックライトのモニタである。
蛍光管式のモニタは冬場では電源投入直後は画面が暗くて使いづらかったので、LEDバックライトだったのは棚ボタである。

しかし、一番びっくりしたのは、PC-88の15kHzモードでも曲がりなりに映ったこと。

モニタとしては720x240として扱っているらしく表示が左に寄ってしまううえ、左端が若干欠けているが、ゲームをする分には困らない程度だと思う。

今の手持ちのブラウン管式の15kHz対応モニタが全部ダメになっても、一応どうにかなる予備のモニタが期せずして手に入った。らっき。

X68kの15kHzモードはどうなんかな?
そのうち試してみよう。

【12/11追記】
X68kの15kHzモードは試してみたところ、使えそうになかった。
・画面左側が結構欠ける。(グラディウスIIで画面左上の「1P」の表示が完全に隠れるくらい)
・異様に横長に表示される。
同じく31kHzモードは調整したら綺麗に映った。

まあ、X68kの15kHzモードは基本使わないので、実質的には問題なしかな。
手持ちのソフトで15kHz固定のものはなかったはずだし。

31kHzモードは調整しても画面の上下いずれかが欠ける。X68kに使うのはちとつらいみたい【'16/1/10訂正】

【12/11追記終わり】

【'16/1/7追記】
実はこのモニタの前にサブモニタとして使っていた三菱のRDT221WHも24kHzが映ることを本日確認。
さすがに15kHzは映らなかったが、マニュアルやメーカーサイトには対応水平同期周波数は「31.5~82.3kHz」って書いてあるのでそれを信じていたのに…。ぶぅDASH!

もしかしてメインモニタで使っているLGのD2242Pもこっそり24kHzに対応してたりするんだろうか?
そのうち確認してみよう。
【'16/1/7追記終わり】

【'16/1/9追記】
さすがにLGのD2242Pは24kHzには対応してませんでした。
【'16/1/9追記終わり】