vol.866 (2022・3・22)
~いつも心はノーガード~
美容室FRAME
鍋島道樹の『行き当たりバッチリ』
美容室って・・・・・
そもそも何だろう
ただ髪を切るだけの場所じゃない。
お客様に笑顔と元気と・・・・・
スタッフに夢と希望とチャンスを・・・・・
さてさて本日のお題は・・・・・
☆魔法使いになる
修業時代から
欠かさずやっていたことがあります。
40年も前からずっとです。
お客様が帰られる際に
何気なく”一言添える”
『今日は僕が
シャンプーさせていただいたから
きっと良いことが起こりますよ』
『今日は僕が
カットさせていただいたので
幸運が舞い込みますよ』
なんとなく
気分が良くなる言葉を付け加える。
なにより、言ってる
言ってる自分自身が
気持ちいいです(笑)
『あんた~
若いのに上手を言うてから』
(あなた、
若いのにうまいこと言うわね)
って言われることも
しばしば・・・・・
かなりの”上級テクニック”が
必要ですから。
(笑)
今も相変わらず言っている。
『僕がカットしたから
必ず幸せになりますよ』
なんてね・・・・・
直接的な魔法をかけます。
暗示とも言います(笑)
僕たち美容室が
提供する価値は”技術”です。
技術の本質は『感謝』です。
つまり『ありがとう』
という気持ちです。
だからこそ僕たちは、
お客様一人ひとりに
『お越しいただきありがとうございます』
『心から感謝します』
という気持ちを
技術に込めていかなければなりません。
その思いが高じて、
僕はさらに
お客さんに喜んで頂くために
自分自身でも
その場が楽しくなるような
言葉がけを意識してました。
それを現場で活(生)かすために
全社一丸となって・・・・
『こんにちは』
(いらっしゃいませ)の一言。
お客様を
お迎えするときの
笑顔ひとつの中にも
”感謝”の気持ちを
精一杯込める。
お客様は
店に一歩入った瞬間に
感じられます。
「こんな気持ちいい
対応をしてくれる店ならば、
きっと”技術”も上手いんだろう」と・・
実はこれも一つの魔法のかけ方です。
この魔法もかなり効きます。
一つの出来事で
好印象を与えることが出来れば
他のこともきっと良いんだろうなと
思わせてしまう。
逆に
一つ間違えば
連鎖的に間違いが起きる。
気をつけなければなりません(-_-;)
目配り・気配り・心配り・・・
これが出来ていると
お客様の
技術に対する期待値も上がります。
上手いはずだと思って
カットされると
それがたとえ
思込みであったにせよ
上手く感じます。
最後にお客様がお帰りの際に
『ありがとうございます。
またお待ちしてますね』
という言葉にも
心からの感謝の気持ちを込める。
それから実際にはやらないにしても
お客様の後姿に手を合わせ
『どうかご無事で』
と願えば必ずや気持ちは伝わります。
これは実は母親の教えです。
ここまでやり切れば
何も思い残すことはありません。
あとは魔法が解けないことを
祈るばかりです。
「また来たい」
そう思って頂ける
魔法をかけましょう。
魔法使いになりきりましう。
じゃあまた明日