vol.365
~いつも心はノーガード~
FRAME
鍋島道樹の『行き当たりバッチリ』
ややこしいことは抜きにして,
そもそも美容室って・・・・・
髪を切ってもらうところ
綺麗になるところ
元気になるところ
笑顔になるところ
『また来たい』・・・・・
そう思ってもらうところ
”より美しく・より豊かに“
★朝星・夜星でやらにゃつまらん✨
昭和12年(1937年) 9月20日 生まれ
当年とって83歳
いまだにバリバリ現役美容師
そう、私を女手一つで育ててくれた母だ。
そりゃあもう
想像を絶する『苦労』の連続だったらしい・・・・・
本人は『辛苦』という
どうやら辛く苦しかったらしい
今日の”母語録”
『朝星・夜星でやらにゃつまらん』
まあ~
ようも、ようもやったもんじゃ
中学を出た次の日に
美容院に住み込んで
来る日も来る日も仕事に明け暮れた。
仕事(雑用)?
そこの女主人の子供の世話やら
なんやらかんやらしたそうだ。
まだ夜も明けきらぬ午前5時
まだ星が出ている・・・・・
お湯を沸かすことから一日が始まる。
まあ~
ようも、ようもやったもんじゃ
当時は西条には美容室は
2~3軒しかなくて
そりゃあ朝から晩までお忙し・・・・・
(段ボール一杯になったお札を
足で踏みたくってたそうじゃ)
冬になりゃあ~
10本の指がすべてあかぎれとひび割れで
いとうていとうて(痛くて痛くて)
やれんかった・・・・・
夕方近くになると
腹が減って腹が減って
どうもならんかったそうじゃ・・・・・
そりゃそうよ
16~17歳の食べ盛り・・・・・
こっそり店を抜け出し
5円のコロッケが空腹をみたしてくれた。
最後のお客が店を出ていくのが
夜10時・・・・・
時には日を跨いだ。
夜空を見上げれば
そこには星が・・・・・
母は、
『朝星』 『夜星』を
毎日毎日見ていた。
それに比べりゃ今は
極楽の極楽じゃあ~
何かを成し遂げたけりゃあ
『朝星』『夜星』でやらにゃつまらん
どんなに素晴らしい経営の本よりも
母の実体験から出た言葉は真実がある。
『朝星』『夜星』でやらにゃあつまらん
じゃあまた明日