今日はPedro Costa監督の『コロッサル・ユース』の最終日だった。
ギリギリセーフで(こういうパターンが多いような)見ることができた。

すでに同監督の『ヴァンダの部屋』と短編集は見たことがあったのだが
今回ヴァンダがまた登場するので楽しみだった。

舞台はポルトガルのリスボン郊外フォンタイーニャス地区。
古くからカーボ・ヴェルデ出身のアフリカ系移民が多く住む。
住民たちは新興住宅地であるカサル・ボバ地区に移住を強いられている。
移民の1人である主人公ヴェントゥーラはある日妻クロチルドに去られてしまう。
彼は途方に暮れながらも、自分の「子ども」と言う(思っている)若者たちを順番に訪ね、自分の居場所を見つけ出して行く。

冒頭の古く薄暗いアパートの窓から家具(タンス?)を投げ捨てる人物。
地面に落ちるときの乾いた鈍い音が耳に残った。

ヴェントゥーラが「ヴァンダ!」と何回も呼ぶシーンでは白い集合住宅が今までの灰色のスラム街と対照的だった。

ヴェントゥーラは悲しい瞳であった。
いつも何か他のことを考えているような気がした。
過去ばかり見ていて前に進めない状況だ。

ヴァンダはヘロイン中毒の治療をしており、いつの間にか子どもも生まれて別人と思うくらい変わっていた。
『ヴァンダの部屋』のときの痩けた頬、鋭い目ではなかった。
健康的な母であった。

ヴァンダは子どもが生まれて自分以外の大切なものを見つけたのだと思う。
子どものために生きているのだ。
一方ヴェントゥーラはなんの希望もなく、過去を引きずって生きている。
過去に妻に宛てた手紙は何度も暗唱され、印象的だった。
(何度も聴いているとちょっぴり悲しい)

白を基調とした部屋の情景、人物のローアングルのショットなど一つ一つの映像がなんとも奇麗だった。


淡々と進んで行く作品なので、途中眠気が襲ってきたが(汗)なんとか頑張ってみることができた。


しかし人間関係が多少分かり難いので、率直に言えばもう一度見たい。
(眠気と戦っているところもあったので)


帰りに映画館近くの美味しいと評判の昔ながらのパン屋さんでパンを購入した。
ここのあんドーナツが特に美味しいらしいのだ。
総菜パンもいっぱいあってなんだかんだで1000円近く買ってしまった。(ま、明日の分も含めてだけど)
(カツサンド、ふつうのアンパン、チーズパンなど)
うさぎのパンや、アンパンマンやピカチュウのパンもあったり、目移りした。



こちら噂のあんドーナッツ&コーヒー。






コーヒーを入れているマグはファイヤー・キングのキンバリーシリーズ。(ジェダイではなかった)

このあんドーナツ、噂通りめちゃ美味しかった!
(1個だけ食べたが、何個でも食べられる勢い)

かなりオススメなのでまた近くに行ったら大人買いしよう。
あんドーナツ好きの人ならぜったい気に入るはず。


余談が多くなりましたが、以上。