昨日の続きでーす。
占星術をもとに作曲しているなら、冥王星はどこいったんだよ
冥王星は!
と思われる方がいらしゃるでしょう。
西洋占星術を学んだ人は知っていると思いますが、
冥王星は私達にキョーレツな影響を与えてきますからね。
組曲「惑星」は、
1914年~1916年の間に、約2年間かけて作曲されました。
冥王星は、1930年に発見されました。
そうです、ホルストが「惑星」を作曲した当時、
冥王星はまだ発見されていなかったので、
組曲の中に入っていなかったのです。
冥王星が発見されて、惑星の仲間入りをすると、
ホルストは、すでに発表した作品に加えるために
「冥王星」の作曲に取りかかったそうですが、
志半ばにして、お亡くなりになってしまったそうです。
そして時は過ぎ、
ついに2000年に、ホルスト研究家が
「冥王星」を完成させ、世に送り出しました。
しかし、せっかく「冥王星」を作曲して、組曲「惑星」に付け足したのに、
2006年に冥王星が惑星から、準惑星になってしまいました
他人が余計なお世話をしなくても、
そのままでよかったじゃん
と、思っちゃいます。
ホルストも、「冥王星」の作曲が出来なかったのではなく、
する必要がなかったということかもしれません。
やっぱり、目の前で起こっていることって、
必要な時に、必要なことが起こっているし、
最高最善の状態なんですね。
最後に、
組曲「惑星」は、「木星」ばかりが有名になってしまいましたが、
ホルスト自身が最も気に入っていたのは、
土星
らしいですよ。
一度、全曲聴いてみてくださいね