自殺未遂をして鰻屋さんのおじさん、おばんに助けて頂いてから、「死にたい」「死ななければならない」と思うことはなくなりました。

うつ病が重すぎた寝たきり状態の初期の頃は、自殺をする元気もありませんから、大丈夫なのですが、少し外をウロウロできるように回復してきた時が一番危険です。

本人は自分の心の内を理解してもらえないと思っているので、なかなか喋りませんし、一見平静を装っているので気付きにくいと思います。

なぜ私の希死念願望がなくなったのか。
家族ももちろん、私がうつ病になる前も、なってからも、愛情を注いでくれていましたが、見ず知らずの私に向けてくれた人の暖かさを忘れる事ができなかったのです。

しかし、希死念願望がなくなったからといって、はい、今日から薬を一切やめて完治、というわけにはいきませんでした。

やはりまだ精神的に不安定で、すぐに落ち込んだり不安になったりイライラしてしまいました。

夏のある日、潮干狩りに行くから朝3時に起きるように、と父から言われました。

え、3時って夕方じゃないよね、朝だよね?

確認しましたが朝でした。仕方がないので朝3時に起きて、眠いながらも久しぶりに両親祖父母と姉も帰ってきて一緒に潮干狩りに行きました。

普通の潮干狩りは、貝を予め砂浜に埋めてあるので、大漁に採れるそうなのですが、何故か人の手の加わっていない天然の場所で潮干狩りがしたいと。

しかし、掘っても掘っても出てくるのは砂。

びっくりするくらい、全然貝がいません。

結局取れたのは、家族5人で貝5個とヒトデが2つ。。。





朝3時に起きたのに、散々な結果でした。

貝を探している間、父が私の腕を見て、こう言いました。

お前の腕俺と同じくらいあるぞ、太り過ぎだ。少し痩せた方がいいんじゃないか。

……かびーーーん

まだ20代前半の乙女に、太り過ぎとは、自分ではそこまで太っているとは思っていなかったのでショックでショックで仕方ありませんでした。

その日から、母やにおやつを禁止され、食事も5食ぐらい食べていたのを3食に戻す生活が始まりました。

食事を制限されると、イライラが止まりませんでした。もともとあまり怒ったりイライラすることはあまり無かったのですが、自分ではコントロール出来ていませんでした。

姉と遊びに行くと、母は決まって姉に、私が食べ過ぎないように見張っていて、とこっそりお願いしていました。