大学3年の冬前にうつ病を発症し、周りがサークルを引退してそろそろ就職活動が本格的に始まる、という時期、私は相変わらず布団に引きこもって居ました。

大学の単位は足りて居たので、授業はもう出なくて良いので、ゼミだけお休みしたいですと先生に伝えました。

私はゼミで臨床心理学を専攻していました。
そう、うつ病も研究対象だったし、色々な認知や行動療法について学んだりしていました。

なぜ臨床心理学を学んでいたのか。
臨床心理学をやりたくて、わざわざ今の大学の今の学科を、1年浪人してまで入りました。

それは、祖母も昔うつ病を発症していたから。

当時まだ高校生だった私は、なんの力にも慣れないのが悔しくて、そもそもなぜ人は心の病にかかるんだろう、と思ったのがきっかけでした。

祖母のうつ病の原因は、これまた祖父だったわけですが、あまり詳しくは聞いていません。
今では元気に過ごしていますし、2人の仲は普通の夫婦に戻っています。

そんなこんなで、やっとの思いで入った大学で、ましてやうつ病に興味を持って研究していたのに、どうして自分がなってしまったのか、精神科であるゼミの先生に言いだすのも恥ずかしいくらい、私にとってはうつ病になってしまったことが恥ずかしかったのです。

周りの友達にも何も言えず、私は忽然と冬に大学から姿を消しました。