「これ、おれがいちばん好きなうただ」

と突然、次男がいいました。

 

 

 
有(ありま)馬山 猪名(ゐな)の笹原 風吹けば
いでそよ人を 忘れやはする
 
有馬山の近く、猪名にある笹原が風に吹かれてそよそよと音がするように、まったくそうよ(そよ)、あなたのことを忘れるものですか。

紫式部のむすめ、大弐三位のよんだ歌。

紀貫之とか人麻呂とか、紫式部とか清少納言とか作者の有名さを彼はしらないので、彼自身のセンスのみで選んでいる。

 

風にふかれた「そよそよ」とそうよの「そよ」を掛けたところが、おーってなるらしい。なんどきいても、いいなと思うそうだ。へえー。

 

UMAくん

 

小学3年生の次男はかるたにはまっている。彼が「もっとつよくなりたい」というのをはじめて聞いた。へえー!と思って、かるた会を調べたら、近所にはなかった。しかたない。わたしが対戦相手になるしかなさそうと思って覚え始めたが、なかなか難しい。

 

で、学校で使っているという五色百人一首というのを買った。

どういう基準かよくわからないが、覚えやすさ?ごとか何かで100枚の札を20枚ずつのグループにわけて、それぞれを青札、桃札などを呼ぶ。

20枚ずつのグループごとに対戦することができるので、100枚全部を覚えていなくても対戦できるし、20枚だとさくっとできて、ありがたい。

これなら勝ち目がどこかにあるような気がする。

 

ふたりで対戦しようとすると読み手がいないので、専用CDも買って対戦している。連敗中。

 
 
 

取り札の裏に上の句が書いてあるので、覚えるのにも便利。

読み手がちょっと独特、あれ?って思ったけれど、読み上げCDはあると便利。

 

 

夏休み中にわたしの連敗記録をぜひ止めたい。

 

UMAくん

 

かるた+CDのセットはややお得なお値段。