2月12日の日曜日、デュッセルドルフの

新しいアイスホッケーアリーナのISSドームで


Die 10 Gebote という

ミュージカルの公演がありました。



ほよよのデュっセル生活


Die 10 Gebote というのは

日本語で十戒のことです。

ご存知でしょうか?


キリスト教の旧約聖書にでてくる物語の

ひとつに、出エジプト記というのがあります。

そこにはエジプトに奴隷となってとらわれている

ヘブライの人々を、モーゼが神の力によって、

開放し、エジプトから脱出させ、神の約束の

地へと導くという話が書かれています。



映画にもなっていて、ヘブライ人をエジプトの

追っ手から救うために、紅海を渡るときに

湖の水が分かれるところとかが、とても有名です。


「十戒」とはその中で、神がヘブライ人と

交わした十の約束のことです。




この古い旧約聖書の話を基に、

現代風のミュージカルに仕立てたもので、



厳しい十戒も大切だけど、それよりも

人々が愛し合うことのほうがもっと大切だ

という、とてもポップ的な内容でした。



ほよよのデュっセル生活


オーケストラ、バンド、

そしてソロの歌い手さんたちと、



ほよよのデュっセル生活


(この写真は、前日のリハーサルのもの

 です。残念ながら、衣装は着ていません。)



そして、私を含めた・・・・




ほよよのデュっセル生活


2600人のコーラス隊が出演しましたビックリマーク


ミュージカルの内容的には、ちょっと引いてしまいましたが、

こんなにたくさんの人たちと一緒に歌ってみるということが

私が参加した理由です。




客席から見ると、




ほよよのデュっセル生活


手前の方が舞台で、その後方に、

ずらーーーーーーーッと

白いコーラス隊たちが並んでいます。


(これは休憩のときなので、ちょっと

 席が空いたりしていますが・・・)


わかるかしら???




ほよよのデュっセル生活


この人は、コーラス隊だけの為の指揮者。

舞台の右と左に一人づつ、

私の側にいた彼は、とっても気さくで、

とてもわかりやすい指揮だったし、心から

音楽を楽しんでいる素敵な人でした。


彼らのおかげで2600人が

心と声を一つにして歌えました。






ほよよのデュっセル生活


これが、作曲者のディーター・ファルク



ほよよのデュっセル生活


彼はデュッセルドルフ出身です。

地元での公演で、とても熱が入っていました。

これは去年の9月にあったコンサートの

写真ですが、この時は親子でバッハの曲を

現代風にアレンジして聞かせてくれました。


今回のミュージカルでも、

長男はバンドのドラム担当。

そして次男は、ソロの一人として、

舞台に立っていました。




私たちは、去年の5月ぐらいから、毎月1回

練習があって、あとは家でCDを聞いて

練習をしました。


同じコーラスグループの友達と一緒に

参加したのですが、

当日、なんと個人で参加していた

次男の学校の先生に会ったり、

近所の薬屋さんも参加していたり・・・  目



歌うだけじゃなくて、金色のシートを持って、

(車に乗せておく、救急用シート)

エジプトのファラオの宮殿の効果役や 金


楽譜に白い紙を張り、それを使って

湖の水が分かれるシーンを演出したり・・・ 波



たった一日のコンサートのために、

何もギャラとかが出ない、

それよりも参加費を払わなければいけない

催し物のために、こんなに人が集まるなんて、

やっぱりドイツ人も歌好きなんだなあ・・・  カラオケ



もしご興味がおありだったら、

youtube で、見てみてくださいね。