昨日の夕方(18日金曜日)

次男が、学校のスキー教室へ出かけていきました。スキー


行き先は、南チロル地方

オーストリアからイタリアに入ってすぐの

アーン谷というところ雪


デュッセルドルフからは

速度制限知らずのアウトバーンを走り続けても

バスで12時間ぐらいかかります。バス


夜行バスで、土曜日の朝到着というケース、

東京からもありますね。

(私がスキーをしたのは、もう20年以上

前のことですが・・・)


さて、集合時間は17時45分

うちから歩いて5分の、路面電車の終点駅


Park and Ride にもなっているので、

広くて最適!と思ったのですが・・・



興奮している次男は、もう17時20分には、

家をでると言いはり、

大きな荷物を自分で担いで、どんどん歩きます!走る人

あれー、いつもは何でも私に持たせるくせに・・・


自分の倍ぐらいの大きさなので、

途中で「代わってあげようか?」って聞いたら、

「恥ずかしいから、いい」

だって!   ププッ


ほかの子たちも同じように興奮しているらしく、

もうずいぶん集まっていました。


そして待つこと20分・・・・・・時計


あれー????


バス、来ないねー???


二クラス、60人の子供たちが乗る予定の

2階建てバスの姿はいっこうに現われません・・・


出発前にそのバスの安全点検をしてくれる

警察官の乗った車はとっくに来てるのに・・・


私は内心すでに・・・


ドイツやなー


と、思い始めておりました。


引率の先生の姿もちらほら見えましたが、

とにかく、60人の生徒と、

その親、兄弟がわんさか散らばっていて、

ただただ、バスの到着を、

首を長くして待っているのみ・・・



もう、この場面からして、日本とは

ぜんぜん違うでしょう。


だって、日本だったら、普通

もうクラスごとに集まって、

点呼ぐらい取っているでしょう。


それが、ドイツの集合場所では、

先生は、先生同士で集まっているか、

一部の親と話し込んでいるかです。


誰も、どうして遅れてるか、とか、

バス会社と連絡を取っていますとか、

言ってくれないのです。


女の子たちはおしゃべりしたり、

他の子とスーツケースや持ち物を比べたり・・・


男の子たちは、走り回ったり、

小競り合いをしてみたり・・・


これは、日本もドイツもおんなじですね。



そんなこんなで、30分遅れで、やっとバス到着!!


みんな、どっとバスに押し寄せますが・・・



そのバスが停車したところは、なんと、

普通の路線バスが通る道ばた!


バスが来るたびに、みんな道の反対側に

非難しなければならない所


こんなだだっ広い場所で、よりによって、

ここに停まる!?



でも、とにかく、これで警察が、ちゃちゃっと点検したら、

荷物を積んで出発!ってみんな思ったのに、

その点検が・・・・・



5分たっても10分たっても15分たっても

お・わ・ら・な・いーーーーー



だんだん、暗くなってきて、その上、

気温もだんだん下がってきています。


これから2500メートルの雪山へ向かう

子供たちにはよいトレーニングかも知れませんが、

長くても2、30分で、また家へ戻るつもりでいた

私たちにはつらくなってきました・・・


なになに?消火器の製造月日まで

メモ取ってる?


ご苦労様です


てか、そこまでやるかーーーー



そしてやっとやっと運転手さんが、

荷物を入れる扉を開けてくれました。


60個ですからねー

そして、きれいに詰めて入れるのですから、

これも時間かかりますよー


それでも、子供たちは、まだバスに入れてもらえず、

バスの扉の前でまちんボウガーン


荷物も子供も同時に

積み込んじゃえばいいでしょーに!


いいえ、荷物が全部入りきるまでは、

だめーーー

ってなんで?


やっと扉が開いたときには、

親たちは思わず拍手していましたよ。クラッカー


もちろん、うちの子はすばやく2階席をとりましたよー

あのすばやさ、私も学ばねば!


親たちが安堵のため息をついていると、

バスに乗り込んだ先生方が

人数確認に入りました。


A組担当の先生、D組担当の先生、

体育担当のH先生とA先生


え?何で4回も???

それに、そんなこと、

待ってる間にやっとけばいいじゃん!



最後の最後まで、がっくり・・・


だって、このスキー教室、

毎年、毎年やってるんですよ!


体育担当の先生方は、もう10年以上も

毎年行ってるんですよ!


これが、ヨーロッパ一の

組織力を誇るドイツとは・・・汗


やっぱり反省を知らないドイツ人

おそるべし!


やっとこさ出発したバスを見送って、

家へ戻ると、もう19時30分をまわっていました。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


ちなみに、バスの中から、

可愛く手を振ってくれた次男は、

本日(土曜日)朝8時には、

無事、現地に到着したそうです。



ほよよのデュっセル生活