江戸が東京とされたのは145年前。
以来人口は増え続けたが、関東大震災と第2次世界大戦の2度、大きな被害を受けたそうです。
このうち、大震災では、全体で死者・行方不明者が約105000人、負傷者が
100000人を越え
住宅被害は全・半壊が210000棟余りにも登ったとか…

東京を逃れた被災者を、信越や北関東
など 各地の人々が温かく受け入れた。




主要駅には炊き出しや救護所が開設され
当時は、第1次 世界大戦後の“戦後恐慌”の真っただ中だった。

それでも、村祭りの費用を削って
被災地を救おうとした例もあるとか…

(北原糸子著『関東大震災の社会史』朝日選書)
『方丈記』には「京のならひ、
なにわざにつけても、みな、もとは
田舎をこそ頼める」と。
都には富と権力、壮麗な建物が集まるが
それらは地方の人々に支えられている。
9月1日は、「防災の日」。
90年前、関東大震災が起きた日。

東京・墨田区にあり、38000人が陸軍
被服厰跡地(横網町公園)

その一角に開設された「復興記念館」

の展示品に、震災後各地から寄せられた
支援金品の量を示すグラフがあった。
援助の手で被災地が包まれたことが
分かる。

「防災の日」とは、支え合う心と心に
思いをいたす日でもある。



