絶望と悲しみのふちから立ち上がるには
「死者とともに生きる」事が欠かせない。
中島岳志氏(北海道大学公共政策大学院
准教授) は、自らの体験を踏まえつつ
そのように考える
死者は思い出の中によみがえり、今なお
忠告や励ましを送ってくれる。
「私自身の主観の中で、私は亡くなった
その彼と、もう一度出会い直している」
と氏は語るのだ








宮城県石巻市のある 母は、嫁いだば

慟哭の日々……。
ある夜の夢で微笑む娘と出会う。


それが再起のきっかけとなった。
娘との「過去」が「今」を生きる力に
なっている、と母は語る。
娘の“後継者”として、母は広布へ歩む
人間を律する力となる、世の倫理道徳の多くも、生者と死者との関係のうちに
育まれた、と言えるのではなかろうか。
この世には私たちに多くの影響を及ぼす
“見えない人々”がいるー と思想家
エリアス・ カネッティは指摘した。



心の絆は生者のみやらず、死者をも
つなぐ。
三世に渡り寄り添い続ける
“人間ネットワーク”の重さを思う。





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