ゆっくりとゆっくりと救急車が走っているのが分かる
もう既に深夜12時近く…きっとすれ違う車なんて
ほとんど無いんだろな
救急車ってもっとビュンビュン行くのかと思ってた
ってことは私はそれほど深刻ではないのかな…?
また気持ちが悪くなって来て3度目の嘔吐…
(ヘビに噛まれた際の一つの症状らしい)
救命士さんは車内にゴミ箱がないから
自分で持ってて!着いたらゴミ箱に捨てるからと…
かなり揺れる車内…日本の救急車もこんなに揺れるのかな?車酔いする人だったら堪らないだろうな…なんてボケッーと考えていた
途中寒くて胸に両手を置いてる私に救命士さんが胸が痛いのかと聞いて来た
寒いだけ…と答えるとそれなら良かった!胸を抑える仕草をしたら確認しないといけないんだ!
寒いのはOKなのー?
いや薄着させられて冷房ガンガンで寒いんですけど〜〜〜!!!
「ここ(この州)ではヘビにはホントに要注意なんだよ でもフロリダだったらワニだからね…」
私を笑わそうとしているのかもしれないけど…
20分くらいでERへ到着
Sweet heart, 大丈夫だった?
いまゴミ箱のところへストレッチャーで行くから
エチケット袋を投げ込んでね!
手を伸ばしても届かない距離のゴミ箱…
それを見て救命士のフランソワは私を助けるのではなく、ゴミ箱を私の手元まで引きずって来た…
いや触りたくないのは分かるよ!コロナ禍だし…
受付を済ませるとSweet heart, 何かして欲しいことはある? と聞くので寒いと返答
追加のブランケットを掛けてくれて
ERの病室へと搬入された…
お礼も伝えられないままフランソワとアリーとは
ここでお別れ
すぐに再度の採血に検温、モニターが繋がれ
血圧や心電図が頭の上でまたまた動き出す
これから2時間おきの採血らしい…
そう言えば検温は脇の下ではなく舌の下
Doctorが来て噛まれた腕の確認
どんな状況下だったのかとの質問
もう何度同じ質問に答えたことか…痛いのに少しずつ英語の表現を改良している自分に笑えて来た
どんなヘビだったか覚えてる?と聞かれたので
何も見てないと返答 傷口的に「コッパーヘッド」かな?ただ断言は出来ないとのこと
もっと猛毒の蛇の場合もあるから血液チェックと心電図などで様子を見ると言って出て行った 腕はなるべく高く上げていてと言われ、ピローが2個追加された
ERの病室も寒い
吐いたし、喉もカラカラ
到着した友人が水をもらえるかと聞いたら、
Doctorに確認後、アイスキューブならと持ってきてくれて2個ほどゆっくり口に含んだ…
血液検査は2時間毎…ERには長時間滞在できないので上階の病棟で入院してもらいますと言われたのが午前3時ごろ?
ストレッチャーで長い迷路のような廊下を延々に運ばれ、EVに乗って個室へ移動
いろんな管を付けられ、もちろん採血…
個室は寒くなくてホッとした
採血に来たナース?(採血専門の方)も「ここに来ると暖かくていいわー ほかはどこも寒くて…」と言ってた
そう言えばUrgent CareでもERでも靴は履いたままだった…普段なら靴ごとベッドに上がるのに躊躇
してしまうけど 今は痛い方が先
靴を脱ぐ力も無い
病棟のベッドでやっと靴を脱がしてもらえた
でも下はジーンズのまま…
靴に関して言えば…友人も体重を測る時でさえ靴を脱がなくて私は絶句したことがある
病院で測る時ももちろん靴を履いたまま
たぶん靴や衣類の重さは自動的に引かれてる感じ…
友人は一旦帰ることになり、私もうつらうつら…
でも寝たと思った途端、ドアがノックされ採血…
そして朝方はナースの交代で引き継ぎがあったりでまた起こされる
みんな私を見て開口一番、英語は通じるの?と小さな声で聞き合っている
夜間担当だったアルフレッドが笑って
「通じるよ!」と答えている声が聞こえてた
ナースさんにとっては英語が通じないのは厄介なんだろうな…
そしてみんながみんな、ヘビに噛まれたのは知っているけど、その経緯を聞きたがる…
私の英語をインプルーブしてくれてありがとう!
翌朝の9時過ぎに朝食
スクランブルエッグにソーセージとスコーン、フルーツにジュース…食欲は無い…
フルーツを突っついて、お水を飲んでたら
寝不足の友人がやって来た
ホテルのような個室 トイレもシャワーも完備
きっと窓からの景色も良いんだろうな…でも動けない
始めに行ったUrgent CareでもERでも痛みの程度を数字で聞かれる
1〜10のうちで答えなければいけない
でもその痛みの元になる基準は何?私基準でいいの?
3〜4かな?ってその度に答えたけど
とても戸惑った…自分でも痛みに強い方だと思うし…人によっては6ぐらい?ちょっと大袈裟かな?
5くらい?なんていつまでも考えてしまった
(別の日に撮影してみたボード)
10時過ぎくらいにランチの希望を聞かれた
2種類のメニューから選べるらしい
何か食べなきゃとは思うんだけど…
まったく食べられる気がしない
あっさりした和風リゾットとか無いのかな〜
友人が食べたいと言うのでサンドイッチをオーダー
ナースが何度か様子を見に来たり、担当の挨拶をしてくれたりするけど…シャノン?アリーシャ?
パム?
だんだん混乱して来て覚えられない
11時過ぎにようやくヘビに詳しいと言うDoctorが
登場
いろいろヘビの話をしてコッパーヘッドでまだラッキーだったと言われ…ヘビを追い払うには猫を飼うべきだよと笑ってた 実際Doctorは猫ちゃんを飼っていてそれ以来ヘビは姿を見せなくなったらしい
血液検査のデータも落ち着いているから
午後には退院して良いよーと言ってくれた
心からやったー!と思った
ランチ、キャンセル出来るかな?なんて余計な心配までしてしまったけど…
もちろんその後ランチも来たし、採血もされた…
もう刺すところがないからと手の甲からの採血は辛かった…
午後2時過ぎくらいにやっと退院のオーダーが出たとのことで退院に関する説明をする女性から
注意事項や薬についての説明があったり、
病院のマネージャー的な人から苦情について質問されたり…腕からいろいろな管が抜かれたり…
車椅子に乗せられて病院の玄関へ
そして途中で薬をピックアップしにファーマシーに寄り ようやく家に戻って来れた…
お腹は空いてるけど…腕が痛くて
しばらく休憩…
歯を磨いてまた休憩…
スープを飲んでまた休憩…
シャワーも浴びたいけど 1つ1つしか物事がこなせない…
そう言えば夜間担当のアルフレッドが自分の飼い犬2頭も蛇に噛まれたことがあるって話してくれた
ワンちゃんは本能的に動いてるものに向かっていくものね…(ココでは想像出来ないけど…)たぶん
アルフレッドの犬はピットブルとかそんな感じ…
私が「犬は大丈夫だった?」とすかさず聞いたので
アルフレッドにも友人にも「心配するのそこ?」と笑われたけど…犬は病院で注射を受けたら翌日にはケロッとしていたらしい
私の住んでる州では年間数千人がコッパーヘッドに噛まれ、2名ほどが亡くなるらしい
因みにコッパーヘッドは毒蛇の中でも毒自体は弱めらしい
もちろん猛毒の蛇だったら死者数はうんと跳ね上がるんだと思う
春は要注意の季節 週に数名は私みたいな患者がやって来るみたい
数日後にあった別の友人にも腕でまだ良かったと言われた
神経の通ってる足先や指先だと回復にもかなり時間が掛かるらしい
足を噛まれた知り合いの知り合いは一年経ってもまだ完治はしていないとのこと
10日経ち、噛まれた跡も左腕全体のアザも腫れも
消え…痛みはまだ少し残るけど…笑い話?に出来る段階まできた気がする
それでも日本の家族や友人にはほぼ伝えていない
たった1人伝えた友人はワンちゃんと最近八ヶ岳の方へ引越しして朝夕の散歩写真を送って来てくれたりするので…念のため報告した
日本にも毒蛇はいるので…
のほほんと歩いてたけど…そうだよね〜これからはもうちょっと気をつける!と返信が来た
取り止めもない内容になってしまったけど…
記録として残したいと思います
蛇に噛まれた記録と私が感じた日米の医療の違いについての記録…
本当は保険のこととか いろいろあるけどそこは
プライベートなことすぎるので…
でも今回掛かった費用はまだ全額不明
Urgent Careからの救急車、そしてERでの治療に入院
レントゲンも何故か撮られたし…
またその辺は報告できたらしますね…
数十万ではもちろん収まらないと思います…
どこまで保険でカバーされるのか…全てが
まだ闇の中?です
とにかく元気になりつつある私です
全ての方に感謝です
ココにもありがとう
ココが苦しい時に私は支えてあげられていたのかな…
病院のベッドでココの最期の時を思い出していました
可愛い可愛いココ、そばにいてくれて
ありがとう…




