FLYING POSTMAN PRESS VOLUME.222(2018.Jan) 2017.12.19配布
Life & Entertainment Communication Paper
TOHOSHINKI
新しい未来を見据え 東方神起、本格的に再始動――――!
ファン待望、約2年半ぶりとなる活動を再開したばかりの東方神起。今年10月にリリースされた全40曲入りのCD3枚+23曲のPVをパッケージした復帰記念アルバム『FINE COLLECTION~Begin Again~』は、発売初週のオリコンウィークリーチャート1位を記録!海外男性アーティスト歴代1位の通算6作目となる首位獲得という新たな金字塔を打ち立てたばかりだ。そんな彼らは今、3度目となる5大ドームツアーの真っただ中。そんな中、現在放送中の話題のドラマ『明日の約束』の主題歌『Reboot』が12/20に発売される。これぞ東方神起の真骨頂。東方神起の新しいスタートの準備は、完全に整った――。
REVIEW & COMMENT
再始動で新たな記録を更新した以上に、
愛されているんだと思えたことがうれしい
復帰記念アルバム 『FINE COLLECTION~Begin Again~』
東方神起の3本柱といえる要素で構成された復帰記念アルバム『FINE COLLECTION~Begin Again~』。ディスク1には、躍動感溢れるダンサブルな楽曲、ディスク2には、切なくも甘美なラブソング、そしてディスク3は、彼らの温かさや誠実さが伝わってくるヒューマニティをテーマにした楽曲を収録。各ディスクに、彼ら自身で選曲した過去曲の再レコーディング版が収められている。ユンホは語る。「1位になったこともすごく感謝していますし、再始動した東方神起で新たな記録を作れたこともうれしかった。でも、何位だとか何枚売れたとかっていう数字以上に、こんなにもたくさんの人に愛されているんだって思えたことが何よりうれしかったです。」そして、チャンミンは、「とにかくファンのみなさんに愛されている曲を入れました。パフォーマンス重視の曲も入れたし、ラブソングやバラードにも自信があるので、ダンス曲と同じくらい入れたんです。あと、ファンのみなさんに愛されている昔の曲も再レコーディングしたので、成長した僕たちの声も楽しんでいただけると思います。とにかく2年間待っていてくれたファンのみなさんへ感謝の気持ちを込め、僕たちからのプレゼントにしたかったんです」と話してくれた。
INTERVIEW
再始動に相応しい楽曲を携え、
今回のツアーは東方神起の集大成
――新曲『Reboot』は、重厚でありながら華麗、力強い面と繊細な面があるなど、1曲の中でさまざまに表情が変わる楽曲に仕上がりましたね。
チャンミン「再始動のオープニングに相応しい曲になったと思っています。楽曲も歌詞もふたりの新たなスタートがテーマ。何かが始まる印象を強く与える曲だと思うし、ライブではその後の展開への期待を高められる曲になったと思っています。」
ユンホ「最初に聴いた時はすごく展開があって、ただ歌うだけじゃ曲に負けちゃうなって思いました。だから低い音域の部分はハスキーになるように発声の仕方を工夫したり、歌のリズムを途中で変えてみたり、いろいろ自分なりに考えてレコーディングしたんです」
――久しぶりのレコーディングに戸惑いはありませんでしたか?
チャンミン「この曲は韓国でレコーディングしたんですけど、いつものスタジオが改装されて、機材もグレードアップしていたんです。自分の声の細かいところまで聴こえてくる体験は久しぶりだったから、最初離れなくて戸惑いましたね」
ユンホ「僕もそう。いい音質で聴くから、最初は自分の声がとても気になって。でもレコーディング作品はこの先もずっと残るものだから、満足のいく声で録りたくて、何回もチャレンジしました」
――この2年間で歌うことに対する意識の変化はありましたか?
ユンホ「歌詞の1文字1文字にまで感情が込められるよう、前よりもっと細かい部分まで意識するようになりました。今回うれしかったのは、ディレクターさんに“ふたりともこの2何間の経験で表現力が増したね”って言われたこと。“チャンミンもユンホも人間力が成熟したんじゃない?”って言われたのが、最高でした。これまでは“大人っぽい”というより“男っぽい”をめざしてきて、そこをがんばって表現していたところがありましたが、今回は無理せず余裕を持ってそれを出せた。それか良かったと思います」
――2曲目『Begin~Begin Again~』は、2006年に発表した自分たちの曲を生バンドの演奏で再アレンジし、ボーカルも再録音したものです。このタイミングでこの曲を歌おうと思った理由を教えてください。
ユンホ「(オリジナルの)『Begin』は特に思い出深い曲だし、良いフレーズがたくさんあるんです。“君と僕はBegin”とか“二人だけでBegin”とか、そういう歌詞は、今の僕たちのありのままを表しているから、この曲を選びました」
チャンミン「レコーディングの時は、ファンに長く愛されていた曲だけに、“オリジナルを超えなきゃ!”っていうプレッシャーがありました。でも、さっきユンホが話した表現力の広がりを活かし、オリジナルとは違う魅力を出せたと思うし、新たなスタートを待っていてくれたファンのみなさんへの贈り物になったんじゃないかなと思っています」
――11月から5大ドームツアーが始まっていますが、久々のツアーに向けた準備は順調に進みましたか?
チャンミン「振り付けを忘れてるかな?とか思ったんですが、体を動かしてみたら無意識に反応して。今までやってきたことが体に染みついてるんだなと思いました」
ユンホ「ただ、今回はパフォーマンスする曲が増えたから体力的には大変(笑)。でもその分、楽しさもアップしているから始まるのを楽しみにしていました」
――ツアーは来年1月21日の京セラドーム公演まで続きます。最後にツアーの見どころを教えてください。
ユンホ「今回のツアーは、いつもの東方神起もあるし、“え?この曲?っていう場面も懐かしい曲もある構成。お馴染みの曲は、新しい演出も盛り込んでいるので、東方神起のライブを1回でも見たことがある人はもっと好きになってくれるかも。また、初めて来てくださるっ方には今までの東方神起の世界観をすべて説明できる内容になっていると思うので、個人的にも今回のツアーはかなり期待しています」
チャンミン「今回はとにかく感謝の気持ちをちゃんと伝えたいです。今まで話してないことを話したりして、2年間のブランクを埋めるコミュニケーションをしっかり取りたい。その上で、ファンのみなさんとの再会の場所だから、うれしさや楽しさを爆発させていきたいです。今回のツアーは東方神起の集大成。ここからのスタートに向け、今までの10何年分の東方神起を感じられるツアーになると思っています」
Interview & Written by Takashi Inomata
東方神起(とうほうしんき)
‘04年に韓国でデビューし、翌年4月に日本でもデビューを果たす。その人気は日韓だけにとどまらず、中国、台湾、タイ、マレーシアなどアジア全土を席巻し、‘11年以降は、欧米諸国にまで活動の幅を広げている。
現在開催中の5大ドームツアーは、総動員数75万人を予定している。
<~東方神起 LIVE TOUR 2017 Begin Again~>
11月11日(土) 札幌ドーム
11月25日(土)~27日(月) 東京ドーム
12月 2日(土)・3日(日) 福岡ヤフオクドーム
12月20日(水)・21日(木) 東京ドーム
12月26日(火)~28日(木) 京セラドーム大阪
1月12日(金)~14日(日) ナゴヤドーム
1月19日(金)~21日(日) 京セラドーム大阪
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