6月8日、ひーちゃんの高校バスケのウインターカップ予選がありました。冬の大会の予選をこの時期にもうやるんですねびっくり

3年生は、4月の終わりの高校総体予選で敗れたあとに引退しました。6月までやるか、4月で辞めるか、そこは本人の気持ちの部分になるのですが、学業に専念するために辞める子もいますね。


今回の大会、新体制になって1発目の試合でした。ひーちゃんは、高校入学直後にバスケ部には入部せず、助っ人を頼まれた1年生大会の後、盆休み明けから入部しましたが、先輩達を含めた部員との距離感がなかなかつかめずでしてショボーン

でも、自分が中学2年間、ずーっと部員が4人しかいなくて、試合するのも、大会に出るのも苦労した経験がありましたので、4人しかプレイヤーがいなかったこの部に、5人目として入部を決めたという優しい子でした。部員のみんなに自分と同じ思いをさせたくなかったんでしょうね。


そうして、得意なプレーも捨て、ただ先輩の指示通りにプレーする毎日。オフェンス時はおとりになる様な動きをするばかりでボールももらえず、ディフェンス時は1人で走り回って。そんな毎日に、


「バスケが面白くないなー」


とつぶやく事も増えて行きました。


パパ「先輩達が引退したらさ、もっと自由にプレーできる様になるんだからさウインクもう少しの辛抱やんウインク

って、声を掛けてみたり、気分転換に買い物に連れて行ったりしながら、現状維持な感じで部活を続けてました。

で、4月に新1年生が5人入部して来て、4月末に先輩2人が引退して、新たに、2年生3人、1年生5人の、合計8人の部となり活動をしていましたが、親として気になる事がありました。

3年生2人が引退した試合でしたが、スタメンはいつもの5人でした。3年生2人に、2年生がひーちゃん含めて3人。ただ、試合開始直後にひーちゃんは交代を告げられ、1年生と交代し、全体的に見て出番が少なかったんです。

他の2人の2年生は、試合が終わった後泣いていました。先輩たちに、力になれなくてごめんねって。でも、ひーちゃんは涙すら出ず、

「こんな出番が少ないから、私だけ悲しい気持ちにすらなれんわムカムカ

って、怒ってました。


パパ「ひーちゃん。あの監督は、ひーちゃんの事を戦力として考えてるの?使う気があるの?」


ひーちゃん「いやー。それは分からんけど、練習の時はレギュラーメンバーの方に入って毎日やってるよ?」


あー、そうなんだ。練習がそうなら、とりあえずスタメンでは出れそうなんだなおねがいあとは、疲れてきたらみんなで交代はあると思うけど、ひとまず安心だなおねがい


そう思っていたのですが、前日のスタメン発表、メンバー構成は、2年生2人、1年生3人でした。ひーちゃん、スタメン落ちでした。


そして試合は始まりました。

相手は格上の学校で、序盤から徐々に点差が開いて行きます。ひーちゃんの出番は最初の10分間の、半分が過ぎた頃でした。

先輩達がいなくなって、ひーちゃんが得意な斜め45度の位置からのオフェンスに期待していましたが、その場所には1年生が立っており、ひーちゃんは別の位置で攻めるしかない感じでした。そして、ひーちゃんにまでパスが回る事はなく、反対のサイドでばかりオフェンスが行われてとの流ればかりでした。

ディフェンスは、不慣れな1年生が抜かれた所をカバーして必死に守ってましたが、相手は格上なので、それでも得点を決めてきます。でも、ひーちゃんはかなり押さえてた感じはありました。


…先輩達引退したのに、やってる事同じじゃない?


試合を見ていたボクにはそう見えました。

もっとのびのびとプレー出来るはずだと思っていましたが、今まで周りのメンバーは、自分を捨ててプレーしていたひーちゃんのスタイルに合わせていたわけで。それを突然、本来のプレーをしたいとこちらが思った所で合わせられるはずがありませんよね。

噛み合わないひーちゃんを見て、また監督はひーちゃんを引っ込めてしまって。

で、代わりに入ってる1年生が、ひーちゃんが得意とする3ポイントシュートを4本も5本も決めて。


「プツッ」


多分、ひーちゃんの中で糸が切れてしまったんだと思います。


ひーちゃん「パパ、私、部活辞めるわ。」


ひーちゃん「みんなとやっててもバスケが面白くない。気も合わないわ。」


パパ「そうなの?アセアセまあ、まだ先輩たちが辞めてすぐなんだから、もうちょっと様子見てもさアセアセとりあえず、みんな男子の試合応援して帰るみたいだから、みんなとそれ見てから帰ってさアセアセ


ひーちゃん「帰ったらダメなん??ショック


パパ「連携取れないならさ、こういうとこで帰ったりせずに周りに合わせないとさアセアセ

ひーちゃん「…分かったーぐすん


試合は10時過ぎには終わっていたのですが、何やら、ひーちゃん以外は男子の試合を応援して帰るつもりだったらしくもやもやお昼ご飯も持って来ていないひーちゃんに、PayPayで1000円だけ送金して先に帰りました。男子の試合は14時30分とかに終わる予定ですので、あとは送迎車に任せて先に帰りました。


それからしばらくして、ひーちゃんからLINEが入りました。


ひーちゃん「帰りに迎えこれん?帰りの送迎車に乗るの、私1人みたいなんで気まずいわぐすん


パパ「え?びっくり同じ2年生の、キャプテンの子の親の車でしょ?気まずいとか無いでしょ?びっくり

ひーちゃん「いや、話す事も別にないから…」


パパ「ちょっと行けるか分からないけど、とりあえず気まずいとか言わずに乗って帰りなさいショックちゃんと車代もみんな払ってるんだからショック


気まずいって、この9ヶ月一緒にやって来た子なのに??アセアセそんなもんなの??アセアセ



それからしばらくして、17時くらいに連絡ありました。


ひーちゃん「気付いたらキャプテンが先に帰ってた(笑)帰りの車が無いから、男子のマネージャーの〇〇ちゃんとマックでご飯食べて、そっちのお母さんの車に乗せてもらうわー」


は?イラッいないってどういう事?イラッこっちは金も払ってるし、任せて帰ってるんですがイラッ


で、再び18時くらいにLINEが。


ひーちゃん「今から迎えこれん?〇〇ちゃんのママの車が故障したみたいでさショックみんなバスで帰るって事になったんだけど、私だけお金も定期も無いから帰れんショック


大雨の中、ひーちゃんを迎えに行きました。その帰りの車内で、色々と2人で話しました。


今回の送迎の連絡についても、お互いのコミュニケーション不足から来ている様です。要するに、応援して帰りたい人は、帰りは会場から自分で帰ってね、昼も準備してねって感じでキャプテンから連絡回ってたみたいです。

ただ、親の立場から言いますと、そんな行き当たりばったりの話を子供たちが勝手に決めるんではなく、当日までにどうするか決めておけって話なんです。そもそも、送迎担当の家庭の子供が、応援するから残ると言ってるんです。だったら、帰り、男子の応援などせずに帰りたい子はどうやって帰れと言うんですか?一緒に応援しないと車が出ないじゃん!と思わないですか?

そして、そんな状況なのに、当日の朝、往復の車代って事で1人500円徴収されてるんですよ?はなっから送る気が無いなら250円で良くないですか?お金をケチって言ってるんじゃなく、それが当たり前だと思いません?どこに、片道しか乗ってないのに往復でお金取られるバスがあります?無いですよね?

そして、そんないい加減な事されるんなら、ボクは応援などさせずに連れて帰ってましたよ。そもそも、帰りにお昼ご飯でも食べさせて帰ろうと思ってましたから。


要するに、そんなコミュニケーションすら取れない、話す事も無いような間柄の相手なんですよね。ひーちゃんにとって他の部員は。それで試合中に連携など取れる訳が無いんですよ。そして、9ヶ月経ってもこんな感じだというのが現状なんです。


パパ「ひーちゃん、最終的に決めるのはひーちゃんだからさ。パパは今感じてる事を話すね。」

「正直、試合を見てても周りとひーちゃんが噛み合ってないなーって思ったよ。入部してまだ2ヶ月の1年生の方がよっぽど噛み合ってプレーしてるって思ったし。」

「これを変えて行くには、ひーちゃんがもっと周りとコミュニケーションを取って、自分の希望とか伝えながらさ、相手の希望も聞いて合わせて行くしかないと思うんだけどさ。」

「でもね、同級生と9ヶ月も一緒にやって来てさ。話すのも気まずいとか、お金持ってないひーちゃんに構わず先に帰ったりとかさ。そんな関係の相手と、パパは今後も連携取れるとは全く思えんのよね。」

「それでも自分で努力して、変えて行けると思うんなら続けた方がいいよ。今までやって来たんだから。でも、辞めたいと思うなら、お金の事とかは一切気にするな。続けてたらお金は当たり前に掛かってるもんなんだから、辞めた所で今まで掛けたお金が損だとも思わないし。」


そんな話をしました。本人は最初、マネージャーとして残る事も少し考えていた様でしたが、それについても言いました。そんな関係性の相手をサポート出来るの?マネージャーとして支えてあげようって思えるの?って。そしてひーちゃんの出した答えは


「バスケが楽しくなくなったから、部活やめる事にする」


でした。


スラムダンクの安西先生も言ってました。


「諦めたらそこで試合終了ですよ?」


連携取れない仲間、そんな相手とコミュニケーションを取って努力する事を、ひーちゃんは無理だと諦めましたので、そこでひーちゃんの高校バスケは終了です🏀


パパ「ひーちゃん、パパはひーちゃんに伝えなきゃと思ってる事があってさ。」


「今までバスケ頑張ってくれてありがとうね。ひーちゃんはさ、高校ではバスケしないって言って入部しなかったやん?それをさ、助っ人で出た1年生大会でさ、1人で25点も取ったもんだからさ。またやって欲しいって、パパとママが無理言って入部してもらったからさ。だから、ここで諦めたからって、ありがとうって気持ちしかないからねグッこれからはさ、太らない様に軽く運動はしながらさウシシ夢であるトリマーになるためにさ、空いた時間で動物関係のイベントとかに行っても良いと思うしほっこりこれからは他の事を頑張って行こうやほっこり






お疲れ様に、サーティワンの10個乗せアイスを買いに行きましたウインク初心者🔰のハルが運転してお店に連れて行き、お代もハルがバイト代から出してくれました。彼も高2で部活をリタイアしたので、何か感じる部分があったのでしょう。そんな彼も部活を早めに辞めた事で勉強にシフト出来て、奇跡の福岡大学合格に繋がりましたのでウインクひーちゃんもプラスにしてもらえばと思ってますウインク