意識不明 | ジョギング日めくり

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お引越しのためしばらく休業!(てか最近更新も余りしてなくごめんなさい)
年内には復活予定です!

あやうく初の死者が出るかもと懸念された東京マラソンで

あったが、済んでのところで回避された。


実は初マラソンのゴールで昏倒したことがあるので

他人事とは思えない。


レースの一週間前に親しい人物が他界した。

まともに食事が摂れず、マウイ入りしてから

無理矢理に食べた。


スリムにはなったものの、持久力が要のマラソンに

通用する訳がない。10k迄は自己記録更新ペースであったが、

当然後半は失速に次ぐ失速。

ゴールではボランティアの女学生に

「アイ ワナ ゴゥ トゥ ズィ エマアジェンシイィィ…」と

言い残して倒れ込んでしまった。そんな情況でどうして

冠詞のtheをズィと言えたかは今となっては不明。


意識が戻ると、白人女性ドクターが「点滴を!」と。

そこは野外のERそのものだった。単語の意味が

わからないのに察知できたとは極限の人間の本能か。

注射が大嫌いなので、「ノーサンキュー! アイム 

ファイイン!」と叫ぶとその元気が認められ、点滴は

免れた。


ランナーズのツアーで参加していたので、すぐ近くに

テントのブースがあったのに、誰も私が救護所にいると

気付く人はいなかった。


そしてこれも地元の学生の運営するマッサージを受けて

ブースに帰り、一部始終を説明すると、皆異口同音に

「どうしてゴールしてないのかなあ? と思ってたよ」

あのね、ゴールはしてたんだよ。


それでもツアーのオプションの記念撮影にばっちり

メイクして臨んだ私に、またしても異口同音に

「そうゆうとこ、すごいかも。そっちじゃなく、レースに生かせ」


今となっては、懐かしい思い出だ。