愛猫ねこさんは、慢性腎臓病のため、毎日薬とサプリメントを飲んでます。

今日は、薬「セミントラ」のお話です。

 

■セミントラ

毎朝欠かさず飲んでます。

ねこさんにとって好きな味なのか、付属のシリンジで直接飲んでくれます。

時々、いやだーっ、とそっぽ向くこともありますが、

そういう時は、時間をおいてあげてます。

今お世話になっているかかりつけ病院で購入すると、

1本5000円と処方料3000円で8000円。

ちょいとお高い・・・

 

ネットでは、うさパラさんで購入できます。

30mlで3500円くらい、100mlで10000円ほどで販売されてます。

 

 

セミントラは、まだ発売から日が浅いので、

獣医師によって、その効果の見解が分かれるようですが、

うちの愛猫さんには、すごく効果がでてると思います。

そのときのエピソードをお話します。

 

 

★セミントラの効果を感じたできごと

ねこさんが病院に通院するようになって9ヶ月ほど過ぎた頃、

かかりつけの動物病院よりも近くに、新しい病院ができました。

そこは、大きな病院が運営する複数の医院のひとつで、

外観も立派で、ネットワークを活用して情報の共有をしていて、

獣医師を育てる取り組みなど、HPを見る限り、

個人病院よりも情報が豊富で、

その方がいいんじゃないか、と行ってみることにしました。

その病院を仮にA病院とします。

 

2018年9月23日 A病院にて検査。

血液検査 BUN 47.0、アチニン2.4。

獣医師から、尿検査を勧められ、UPC 0.22。

 「このUPCが0.2~0.4はグレーゾーンだけれども、

 セミントラは高い薬ですし、尿蛋白がでていないなら

 必要ないものをわざわざあげなくてもいいので、

 一旦止めて、1週間後と3週間後に再検査をしましょう。

 その時、0.4を超えているようなら、再開することをお勧めします。

 セミントラの代わりに、ラプロスを飲ませましょう。」と言われました。

 

当時は、1本8000円を毎月購入していたので、

「必要ない可能性」があるなら・・・とセミントラを中止しました。

 

2018年9月29日

セミントラを止めて1週間後の再検査です。

UPC 0.22 で変わらずでした。

獣医師からは、次は3週間後に再検査をしましょう、とのことでした。

 

ところが・・・

10月6日頃から急に異変が。(セミントラ中止後2週間経過した頃)

食欲がなくなり、吐き気、ぐったり感が出てきました。

ラプロスは飲ませてます。

獣医師に相談したところ、「偏食ですね」との診断。

その診断をしてくれたのは、いつもとは違う獣医師で、

いつもの獣医師が休みなので、本院からヘルプに来た医師だとかで。

「この子、噛まないですか?」など、後から思えば素人かと思うような人でした。

 

10月12日 

A病院のいつもの獣医師とすれ違いが続き、やっと会えたのがこの日。

一向によくならないので、血液検査をすることに。

結果は、 BUN 110.0 クレアチニン5.7 とかなり悪化してました。

獣医師から

 「急性増悪ですね。

 この子の場合、入院が必要です。

 しかし、うちは夜間に人がいないため、入院はできないので、

 今日は点滴を多めに入れておきますから、自宅で様子を看てください」と。

 

 唖然としました・・・

 えー!? ここペットホテルをやってて、火を使うカフェレストランと併設なのに、

 夜、無人って、どういうこと? 

 

 なぜ、急に悪化したのかも、タイミング的になんだか納得いかず、

 看病しながら、何が原因? どうしたらいいの?と必死に考えました。

 

10月14日

 もしかして、セミントラを止めたからではないの?、そう思い立ち、

 次の尿検査のためにもらってあったケースにおしっこを採って再検査をお願いしました。

 UPC 0.56。

 0.4を超えたらセミントラ再開の判断をするどころか、この値が急上昇してました。

 

 最悪でした。

 医師は、ようやくセミントラの再開を言ってきました。

 「セミントラの投与を再開しましょう。

  ただ・・・、うちの病院ではセミントラを扱ってないんですよね」

 

 はぁ?????

 この病院、ネームバリューだけなん?

 治療じゃなくて、経営がうまいの方なん?

 

本来、獣医師の方が先に尿蛋白の上昇を疑うべきだったでしょう。

セミントラの中止というのも、おかしな判断で、

今、尿蛋白が出ていないから、セミントラが不要なのではなく、

セミントラの効果で尿蛋白が抑えられて、いい状態を保っている、

セミントラは継続するべき、と

捉えるのが正解だったのでは、と思います。

 

 もう、このA病院も、この獣医師たちも信用しないことにしました。

後日談ですが、頼った「獣医師」も、実は直前まで所属していた医院では「看護士」だったと判明しました。

 

そして、セミントラを再開し、翌日、もともと通っていた病院に戻ることにしました。

 (その病院をM病院とします)

 

10月15日

M病院に戻り、この1か月間の経過を説明しました。

セミントラを中止して2週間後に、状態が急に悪化したこと、

尿蛋白の値の上昇など、すべてセミントラの効果であると、

そこまで体感したのは、先生も初めてだったようです。

そりゃそうですよね。

やめたらどうなるかなんて、試してみる人はいないでしょうから・・・

 

2018年1月4日に腎臓病と診断されてから10か月間かけて、

いい状態にしてくださったM病院の先生。

その時から、

愛猫ねこさんの状態は、良くなったり悪くなったりを繰り返すようになってしまいました。

病院選びは運命の分かれ道です。

 

ちなみに、ラプロスは、1錠150円でした。

30日で4500円。薬科代としてはセミントラと変わりません。

むしろ、ネットで買えるなら、セミントラの方が安いです。

もちろん、その猫さんの状態によるので、

費用だけで考えてはいけませんが。

うちの愛猫ねこさんにとっては、

ラプロスの効果はわかりませんでした。

 

セミントラ公式HP

セミントラの概要

 

これが、セミントラの効果を感じることになった、痛く苦い経験です。

ほんとうに、愛猫ねこさんにひどいことをしてしまったと、後悔ばかりです。

この病院おかしい、と思ったら、その足ですぐにM病院に行けばよかったのです。。。