そうやの誕生② | よくばりソーヤの大冒険

よくばりソーヤの大冒険

21番目染色体を1本欲張って生まれてきたソーヤと家族の記録

我ながら

「もう産まれたの!?」

と驚くほどの安産でした。


まだ羊水が体に残っている状態で、すぐに赤ちゃんを抱かせてもらいました。

ぬるりとした温かい感覚が私の肌に伝わってきます。


「あぁ、無事に生まれてきてくれたんだなぁ」

と実感して本当にホッとしました。



と同時に、胸の上で初めて見た赤ちゃんの顔にものすごく違和感を感じました。


あの瞬間のことは多分一生忘れられない。


「アレ?なんか目が・・・」


けれど、開いている目を見れたのは一瞬だったし、とても安産で生まれてきてくれたという事実が、この子に障害があるかもしれないという可能性をますます遠くさせました。


「理想のイケメン男子とは行かないかもな(苦笑)」


ちょっとだけそんなことを考えました。



助産所ではカンガルーケアや母乳育児を積極的に行っています。

出産前の両親学級で、生まれた赤ちゃんはすぐにお母さんのお腹へ乗せてあげると、やがて少しずつ自分で動き出しておっぱいにたどり着き、ちゃんと吸い付くのだと聞きました。

実際のビデオ映像も見せてもらい「すごいなぁ」と感動しました。


だから、私のお腹の上の赤ちゃんもきっと自分からおっぱいを吸ってくれるのだと見守っていました。


けれど、いつまで経っても赤ちゃんは動き出しません。


しばらくすると、助産師さんがおっぱいまで赤ちゃんを引き上げてくれました。

口元までおっぱいを近づけてもらいます。


けれど・・・


どんなに近づけても、どれだけ待ってみても、私の赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれることはありませんでした。


結局おっぱいを諦めて、繋がったままのへその緒を夫がはさみで切らせてもらい(初めてのことで夫も私も「ホントに切って大丈夫なの!?」とドキドキでした)

赤ちゃんは身体測定へ。


私は

「予定日より3週間近く早かったし、小さく生まれてしまったからおっぱいを吸う力がないのかなぁ。吸ってもらいたかったなぁ。」

なんて横になりながら思っていました。



身体測定を終えた赤ちゃんは、肌をキレイにしてもらい、肌着と帽子をつけてまた私のところへやってきました。


大仕事を終えた赤ちゃんは、疲れて眠っているように見えました。

その寝顔にあのときの違和感を再び感じることはなく、ただただ生まれてきてくれてよかった、やっと会えたね、と赤ちゃんの誕生を嬉しく思っていました。


こうしてそうやはこの世に生まれてきてくれたのです。



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