ワルツ好きな歌を聴いて電車の窓から景色を眺めていると外は冬の景色が散らばっていて、やっぱりあたしは春を想う。怒涛のように押し寄せてくる想い出と感情。とても、言葉では言い表せない。過去に感じたであろうたくさんの気持ちが今のあたしを覆い被さるように襲ってくる。同時に今飲み込みたい感情もやって来る。倒れてしまいそうだ。時間の早さに、苦しくなる。ただ、苦しくなる。嘆きじゃない。ただの想い。