おはようございます。あなたのマネーコーチ吉田麗子@福岡&粕屋です。
株式市場は、昨年末から5月中旬まで上昇を続けました。それが5月下旬に急に動きが激しくなった時には、驚かれた方も多いと思います。
世界的に、お金の供給量が増えていますので、値動きも激しい傾向があります。
長期投資家で、「運用中は口数が大事」と分かっていても、感情のコントロールは難しいものです。
今、市場は「金融相場」から「業績相場」への移行時期と言われています。
金融相場とは、金融政策によって株価が上昇する相場です。
まず、金融政策により、おカネがたくさんある状態にします。
4月には「異次元の金融緩和策「(資金供給量を2年間で2倍に拡大等)」が日銀から発表されましたね。
そして、そのおカネは行き場所を探し、預貯金・債券に比べたら金利の高い株式に向かい(株式が買われて)、株価は上がっていきます。業績の芳しくない企業の株式も買われます。
今年の5月中旬までは、まさにこの状態でした。ほとんどの企業の株価が上がっていたのです。
一方、「業績相場」とは、本当に競争力のある企業が評価される相場です。
物価が上がりづらい時代が続きましたが、2014年4月に予定されている「消費税増税」、アベノミクスで「物価上昇2%」と近い将来の物価上昇が現実味を帯びてきました。
デフレだったからこそ業績好調を維持できていた企業が、今後、コスト上昇を価格転嫁できずに業績が悪化する可能性もあります。
このような時代を勝ち抜ける企業の成長の恩恵を受けられる家計にしていきたいですね。
マネーバランスクリニック(R)の顧問先の皆さまは、現在・今後の変化に対応できているか、担当コンサルタントと確認していきましょうね。