アベノミクスで10年後80万円支出が増えるかも(2)!? | 福岡粕屋のお金とココロのゆとり100倍計画

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福岡市の隣町である粕屋町在住のお金の専門家です。

アベノミクス関係の記事が増えていますね。私も続けて書きます。


家計アドバイザーの吉田麗子@福岡&粕屋です。


前回、アベノミクスで毎年2%ずつ物価上昇していくと、家計の負担がどれくらい増えるか・・・を算出しました。このケースでは10年後に約80万円支出増でしたね。


でも、物価上昇2%というのは、バブル期までは、普通というより、もっと高かった時期もあるくらいです。


では、この時期を、なぜ乗り越えられたか。物価上昇以上に、給料が上がり、預金の利息もついていたからなんですね。


では、これからは、どうでしょう?


給料が、追いつかない場合・・・預貯金の利息で何とかなるでしょうか。


某F銀行さんの普通預金の金利が0.02%です。今。


仮に、このまま、金利が上がらないとします。預貯金にある360万円を引き出さずに、そのままにしておくと、どうなるでしょう。


(前回の例を参考に 月30万円×12ヶ月=年間360万円 支出があると仮定)


物価上昇2%と比較します。


今年   年 360.0万円  

→1年後 年 367.2万円  (預貯金は 360.07万円)

→2年後 年 374.5万円  (預貯金は 360.1万円)

→3年後 年 382.0万円  (預貯金は 360.2万円)

→4年後 年 389.7万円  (預貯金は 360.3万円)

→5年後 月 397.5万円  (預貯金は 360.3万円)


となります。そうなんです。物価上昇>預貯金の金利となると、一番怖いのはコレです。


手もとのお金だけでは、どんどん足りなくなっていくのです。


ちなみに、10年間物価上昇し続けると、同じペースでお金を使っている場合、年間439万円の支出になりますが、10年前に預けている預金は360.7万円にしかなりません。


今、使うお金360万円=預貯金360万円 だったものが

10年後に 439万円>360.7万円と、78.3万円ものギャップが生まれてしまうのです。


この備えをどうすればいいか、次回以降のブログをお楽しみに♪


何とかなるさ・・・ですまされないのは、よく分かっていただけたと思います。