年金資産の運用で欧米の事例を参考にしている。
先日は、ボーイング社の企業年金の事例を聞いたが、
1年以上前に株式の比率を大幅に減らしている。
今回の金融危機の悪影響をうまく回避している。
欧米は、LDIが発達しているので、長期債券の割合が
多い。ボーイング社も債券の比率が45%と高い。
株式、特に日本では、株式は、20年以上に渡る長期的な
下落トレンドが続いている。
ところが、日本の企業年金は日本株式の比率が最も高い。
多くの年金基金が破綻の危機にあるのは、日本株式の
アセットミックスでの比率を高くしているからである。
これは、最適化するときの統計数値の算出方法に誤りが
あるからであると思う。
長期で統計をとれば、日本株式の利回りマイナスで、標準偏差
は高くなる。つまり、ハイリスク、ノーリターン(マイナスリターン)
である。こんな資産を高めに持つのは愚かなことである。
政府は何とかして国民にこの資産をおしつけたいので、
「貯蓄から投資へ」とキャンペーンしているが、日本国民は
賢い。こんな話にはのらない。
株式を少なめにしていくのは、世界的な年金の潮流である。
パラダイムシフトがおこってきている。
しかし、こんなに株式が暴落したあとにどうしたらいいのだろうか。
やはり、日本人らしく、先送りがベストかなあ。
以上