中国製ドローンの品質について思うこと
最近、中国製ドローンの品質についてがっかりした経験をしたので残しておきたいと思います。
結論から書いてしまいますと、この経験をしたことでより一層、
日本のマイクロドローンメーカーが現れてほしいと切実に思ったわけです。
がっかりした中国製ドローンの品質体験について
そもそもドローンには色んな種類があると思います。
産業用、趣味用、高性能なものから低性能なものまで。
そして私が飛ばしている趣味用のドローンの中にも高性能から低性能まであります。
例えば、DJI社のドローンは高性能で、高価格(5万以上)に位置づけられると思います。
では低性能な趣味用ドローンは?となると一般的にはマイクロドローンや、レース用ドローンになると思います。
私のがっかり経験は、中国製のマイクロドローンの品質についてでした。
メーカー名を出してしまいますと、Geelangというメーカーのマイクロドローンでした。
中国製マイクロドローンの低品質事例
では、今回の低品質事例がどんな内容だったかというと、
マイクロドローンが届いたので箱から出し、バインドまではできました。
ただバッテリーをつないだ際に、いつものフライトコントローラーからの「テレレ、テー」という音がない…
えっ?このフライトコントローラー死んでる?
何度か飛ばした後なら、こういうフライトコントローラーが故障する事例は聞いたりしますが、
まだバッテリーとつないだだけです…
案の定、バインド後、プロポのスロットルを上げても、無反応。。
いやー、困った。。
フライトコントローラーからの異音の原因
ここからは、なんでフライトコントローラーからいつもの音がしないのかを調査していきました。
マイクロドローンをクルクルと回しながら色んな角度からどこかおかしなところはないか見ていきます。
すると、あろうことか配線が何やらおかしい。。。
そうなんです。
普通、バッテリーにつなぐための赤と黒のケーブルは、ESCから出ているはずなのですが、
なんかフライトコントローラーから出ている変な細いケーブルがバッテリーコネクター(XT30)とつながっている。。。
もっと、私も早く気付くべきでした。。
ただ、出荷時に飛行テストしていれば起きるはずもない不具合なので、
まさかこんな配線になっているとは思いもよらなかったのです。
フライトコントローラーからの異音の対策
今回は、ケーブルをESCから繋ぎなおすことで、無事飛ぶことができました。
ただ、この問題の解決するのに3日ぐらいかかってしまいました。
これがなければもっと早く飛ばしに行けたのに。。
ということで、品質が一番だなーと痛感したわけです。
ドローンメーカーやネット販売サイトへのクレーム
今回の事例をGeelangにクレームを入れました。
すると、Geelangのエンジニアらしき担当者からの回答は、
今回の不具合の根本原因を調査するとしたものの、
この不具合は個別問題に過ぎず、Geelang全体の品質が低いとは言えないというものでした。
正直、出荷前のテストフライトはしていないのか?と思ってしまいました。
日本では有り得ないなと。。
私は海外にも住んでいたのでわかるのですが、日本以外でも普通はこういった不具合があった時は、
返品できるとか、新品と交換できるとかだと思います。
Geelangだとらちがあかないので、ネット通販サイトのBanggoodにもクレームしました。
こちらは慣れたもので丁寧な対応でしたが、新品交換や全額返金まではいけませんでした。
買って一回も飛ばしていないし、数日しか経っていないのになー。。
国の文化の違いなのか。。
今回の中国製マイクロドローンの品質問題から思うこと
今回の中国製マイクロドローンの品質問題から思ったことは、日本の玩具メーカーやラジコンメーカーがマイクロドローン含めてドローン業界に参入してくれないかな?ということでした。
日本だと採算とれないのか?など色んな問題があると思いますが、参入すれば結構儲かるのではないかなー?
特にマイクロドローンは、原価が低く抑えられて利幅が大きいのでは?
そう考えると、各中国のマイクロドローンメーカーはかなり荒稼ぎしているのだと思います。
ドローンだけでも結構な外貨が中国に入っているのではないでしょうか?
日本だけでなく、アメリカや世界中のドローンファンが中国製マイクロドローンを買っているので。。
今は、中国というか中国共産党が台湾やウィグル自治区などの問題でかなり世界からたたかれていて、
こんな国に外貨を稼がせること自体、問題だよなーと思ってしまいます。
まとめますと、今回の中国製マイクロドローンの品質問題や昨今の中共問題を鑑みて、
すこしぶっ飛びますが、日本にマイクロドローンメーカーが誕生しないかな?と思ったということでした。