まだまだ円高です!アップ


日銀の資金循環統計(2011年6月末)で、個人資産のうち外貨建て資産比率は2.3%(34.5兆円)しかない。

個人資産ベースでみると外貨で資産をもっている人は非常にすくない。


外貨投資=危険、難しいと躊躇しないで、この円高を生かし外貨での運用を考えてみませんか?目


その理由①
日本の低金利。円
円を銀行に預けていても利息などほとんどつきません。


その理由②
日本の財務状況。貧マーク
日本の財政赤字は対GDP比200%に迫り、アメリカの2倍です。
日本国債は約95%が国内の銀行、企業、個人でファイナンスされているから大丈夫と言われていますが、本当にそうでしょうか。もし国内でファイナンスできなくなったら?、国内で保有している日本国債の売却が始まり、債券価格が落ち、金利が上昇、インフレを招くというシナリオが考えられます。
もし、円だけをもっていたらお金(円)の価値が下がってしまいます。円安も考えられます。
かつてロシアでルーブルが暴落した時に、資産の一部を外貨でもつことにより資産を守ることができたという話もあります。円しか持っていないは不安です。カオ


では、どうやってスタートするか?


外貨投資ほど、長期投資分散投資が必要です。


長期投資の側面から考えてみましょう。今世界経済は国債の格下げや欧州債務問題などと悪化の状態です。出口戦略からいって、時間がかかりそうです。ということは、今すぐ使う予定のない余裕資産で外貨投資をする必要があります。


次に分散投資の側面を考えてみますと、1回で外貨を交換するのではなく、時期をわけて投資していくことが重要です。為替は刻々変化します。もし、ギリシャが債務不履行の状態となれば市場参加者のリスク回避からまた円は買われる可能性があります。その時、円はどの通貨に対してもさらに最高値を更新ということも考えられます。


どの通貨に投資するのか?はてなマーク


世界の基軸通貨はドルです。ドル


国際決済銀行(BIS)の2010年4月の調べによると、通貨別の取引シェアは、1位がドル。全為替取引の約42.5%がドルを相手とします。2位のユーロ 約19.6%。3位の円約9.5%です。


国際通貨基金(IMF)が9月30日発表した第2・四半期の世界の外貨準備に関するデータによると、内訳が判明している世界の外貨準備に占める比率は、1位がドル60.2%。2位のユーロ26.3%。円は3.8%しかありません。


このことから、今の段階ではドルドルが良いと思います。


あと、大切なポイントとして。


投資に絶対、安全、確実な方法はありません。自分の自己責任の上で判断しなければいけません。なんの情報もなくスタートするのではなく、自分の資産運用を見直して、分からないことがあれば、FPなどに相談し、投資の味方をつけることも大切だと思います。ニコニコ


小泉清美