3月11日の東日本大震災後に、よく耳にするのが「自分にできることは何か」という言葉です。

先日、列席したラブラブ結婚式ラブラブでも新郎新婦が、お祝い金の一部を被災した方に寄付をする旨の宣言がありました。一時は中止をしようかとも思っていた結婚式、友人や会社の方々に確認をしたことろ、皆さん予定通りで大丈夫とのことで、式も披露宴もできて、この幸せの一部を…ということらしい。


さて、わたしにできることは何か。


所属しているグループのいくつかで被災地への寄付の話がでて、その輪にいれてもらいました。


この震災での水や食料食パンの買いだめはしていません。日頃からある程度のストックを心がけているので、落ち着いたら補充をすればそれで十分。還暦ともなれば、赤ちゃんから比べたら先は短いし、若い方優先で、の気持ちです。


高齢者の暮らしは多少の瑕疵は気にしません。ささやかな応援の気持ちを込めてなるべく福島、宮城,のものいちごキノコを購入を心がける、などなど。


ほんとうにささやかなことしかできません。でもそれが集まれば思いもかけぬ力になるでしょう。あとは祈ること、願うこと。


震災当日の友人の話。自宅マンションで、足の不自由なご年配の男性が止まっているエレベーターの前で「どうしよう」とつぶやいていたそうです。声を掛けてみると3階にお住まいとのことでした。手押し車を私が持って、ゆっくりとゆっくりと階段の手すりを使って登ることにしました。少しでも気分がまぎれるようにとお話ししながらドア前までお送りしたそうです。このところずーっとテレビCMで流されているACの広告のようですが、これも立派な思いやり。


この震災で延期になっていた、練馬区での生活支援員としての活動が始まりました。まだ、勉強の段階なのですが、判断能力の衰えた方にも、支えあい、お互い様の気持ちは大切だと思います。このような災害、不測の事態のときにこそ、思いやる気持ちが必要でしょう。支援をして、いずれは支援をされる側になるのですから。先ずは第一歩を踏み出すことにしました。

                                                   三谷 ますみ