はや2月、先週あたりから、スーパーでは節分に向けて、鬼のお面と豆のセット、恵方巻きと名づけられた海苔巻きの宣伝に力が入っている。


昔はニッパチといって、2月と8月は商売が低調だといわれていたが、最近はどうも違うようだ。2月はこの節分の恵方巻き中ごろにはバレンタインバレンタインチョコチョコレートハートが控えている。どちらも私たち団塊世代が子供のころには知らなかったものである。今ではそれぞれが変化しつつ一大イベントに育っている。


今年はこの恵方巻き人気にあやかろうと、和洋菓子業界が便乗作戦に出たのであろう、ケーキロールケーキや餡巻きなどの節分バージョンが売り出されている。巻くものなら別に寿司なくてもよいのではないかという発想だ。


バレンタインチョコチョコも変化を続けている。スタート時点では「愛の告白」ドキドキであったものが、会社に取り込まれて「義理チョコシラーとなり一世を風靡した。やがて、「自分にごほうび」音譜になり、いまや「友チョコ」で自分好みのトッピングをしたデコチョコが流行している。早い話、誰でもOKになった。


どちらも最初の仕掛け人の商売の視点目はたいしたものだと思う。モノ本来の価値に伝統や由来がプラスされ、イベント性がある。しかも¥値段も手ごろで誰でも気楽に楽しめる。


この不景気ダウンの中でも、支持される要素ビックリマークが満載である。窮屈なだけの節約やエコは長続きしない。楽しさ、美しさ、おいしさなど分かりやすい目安が必要となる。各人の家計がま口財布のなかで収支のバランスを取りながら最適化を図るのが主婦の腕の見せ所、賢く、しぶとくそして楽しくこの不況を乗り越えたい。


つぎに私たちの視線ラブラブを捕らえるものは何か。街をいく人がどこを見ているのか、その視線の先ひらめき電球がなぜか気になるこのごろである。


                                          三谷 ますみ