今年もよろしくお願いいたします。
さて、「平成生まれ」の成人式も終わり、お正月をいかがお過ごしだったでしょうか?
我が家は1日に初日の出
を荒川の土手で見て、2日に上野の国立博物館で「獅子舞
」をやっているというので甥や姪を誘って一緒に観に行ってきました。
みんなで獅子
に頭を噛んでもらって一年の幸せを祈願しました。
そんなゆったりしたお正月だったので、溜まりに溜まった本を読みました。
メモ程度の読書感想文ですが、少々おつきあい下さい。
『ヘッテルとフエーテル』 マネー・ヘッタ・チャン 著
書評に「小学生でも分かる」というので買いました。
各章過去にあったお金に関する事柄、事件(詐欺など)の風刺で、きわどい表現もありますが、よく事件をかみ砕いていました。
試しに4年生に読ませたら「どれも悲しい話だね。私だったら騙されるかも。(円天市場の話)」という感想でした。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
岩崎夏海 著
ドラッカー好きの主人の薦めで読みました。表紙が「アキバ系」の女子高生のアニメ風の絵だったので読むのに躊躇しました。が、中高生の青春小説風のストーリー(弱小野球部を甲子園出場させるために頑張る話)に所々ドラッカーの『マネジメント』の要点を盛り込んでいてとても読みやすく、初心者の私でも分かりやすかったです。
『蒼穹の昴』~『中原の虹』 浅田次郎 著
去年一年は中国史にドップリつかって、古代から順に清末までとりあえず1作品(含短編)ずつ読んでここまできました。
「没法子(どうしようもない)」と言わない(諦めない)人達が激動の時代を自分のできる限りの力を尽くして生き抜いていきます。
両方に共通する登場人物が出るので『蒼穹の昴』から読まれることをお勧めします。
『蒼穹の昴』は西太后を中心軸として清末、「戊戌の政変」の時代を描く話(1880年代~)。
『中原の虹』は張作霖を中心とし、それ以降の袁世凱へ政権が動いていく話(1900年代~)。
今まで「非道、残虐」の西太后のイメージも「汚い」イメージの袁世凱も印象がガラリと覆ったところがおもしろかったです。
『貝と羊の中国人』 加藤徹 著
貝=殷(商王朝) 羊=周王朝 という具合に中国古代の「征服、被征服王朝」の歴史の話かと思ったら、現代中国にまで続く中国人の気質などを書いた本でした。
特におもしろかったのが中国人と日本人の「空間認識の差」でした。特に動物個体の「テリトリー」といわれる感覚です。その感覚は日本人は鋭く、中国人は緩やかそうです。
そのようなことから日本人は中国人がズケズケ自分のテリトリーを犯す存在に感じるそうです。
西山 えつこ


