2006年に「住生活基本法」の施行を受けて、自民党から「住宅200年構想」が出されました。

新築住宅から中古住宅の流通へ、と動き出し、住宅に「量より質」を求める時代が到来しました。


住宅選びは多様化し、如何に資産価値の落ちない住宅を保有し、ライフスタイルの変化に応じて、容易に住み替えが出来るようにするか、を考える時が来ました。

それには、住宅へのきめ細かなメンテナンスが重要になります。一方で、リフォーム・メンテナンスを巡るトラブルが、あとを絶たないのも事実です。 安心して、メンテナンスできるよう対策をお願いしたいです。


リフォ-ムの実例です


新築の際 Sハウスと何度も打ち合わせを重ね、納得して建てた家でしたから、快適に住み続けてきました。途中、やはりSハウスで住宅設備機器を除くリフォームを一度行いました。

今回、定年退職というライフプラン上も節目の時期に、今後の暮らし方を考えました。

駅までバス利用がネックでしたので、駅付近のマンションへの住み替えも選択肢にありましたが、家族がこの家に愛着を持ち、この先も住み続けたいとの希望があり、全面リフォームし住み続ける方を選択しました。


工事費用を抑えたいと、Sハウス以外からも見積もりを取り寄せ、安いA社に心が動いていた。

しかし、Sハウスから新築時から前回のリフォームまでのデーターを基に、今回リフォームの要・不要箇所を提示された時の安心感と信頼感は、多少のコスト高を受け入れました。

この先、世代交代してもデーター管理があれば、適宜メンテナンスも出来て安心とSハウスにお願いした。


工事期間中、職人さんから、印象的な話を聞きました。


職人は華やかな新築現場に集まりやすい。  新築現場は、まっさらな所へ一から作るので、経験や高度な技術は要らない。リフォーム現場は、住人の思いや歴史が詰まっているから気を抜けないし、年月かけて自然に変形した建物を活かして、20年、30年、先まで住み続けられるようにするから、永年の経験が要る。


『真直ぐな木は真直ぐなまま使え、曲がった木は曲がったように使えというでしょう』 棟梁の言葉が心に響いた。

そして、『これからは人間の数が減るんだから、今の家を手入れして、思い出と一緒に永く住んでもらいたいね。リフォームの出来る職人が足りなくなるのが心配ですよ。』と話してくれた。


棟梁養成コース新設した専門学校も出来たと聞きます、人材育成に力を入れて欲しいです。


外国で見かける 手入れの行き届いた歴史ある住宅が、将来 日本のアチコチで、見かけられるといいですね。思い出をギッシリ詰め込んだ家が、町並みに溶け込んでいたら素敵です。


高野 みな子