中田実千代
先日、「高額療養費」についてミニコミ誌に書いたばかりの私が、急性肝炎で突然の入院
をしました。
まさか自分がそのお世話になるとはその時は思いもよりませんでした。
入院となると病状の他に気になるのが費用
です。
健康保険には「高額療養費」という制度があり、医療費が多くかかった場合、申請をすると所得に応じて還付を受けることが出来ます。しかし戻るまで、3~4ケ月かかります。
とりあえず全額を自分で支払わなければなりません。
同じ病室のAさんは入院2ケ月になります。15日毎に病院から高額の請求書がきます。
育ち盛りのお子さんの教育費、住宅ローンを抱え入院費の捻出に困っていました。
毎月やっとの生活で、余裕の資金などありません。
「ボーナス払いにしてもらえるかしら」と心配そうに話されました。
そんなAさんに医療費の負担の軽くなる制度を教えてあげました。![]()
<治療に専念出来る3つの制度>
「貸付金制度」
高額療養費の8~9割を無利息で貸付けてくれる制度です。
高額療養費が支給されると貸付金と精算します。
「委任払い」
市町村によっては貸付でなく委任払いの制度があります。
これは月単位で申請しなければならないのですが、
患者は病院への支払の内高額寮費分を市町村に委任し、窓口では差額の自己負担分だけ支払えばよい制度です。私の住んでいる市はこの制度があります。
「高額療養費の現物給付化」
去年の4月から始まった入院に限定の制度で、事前に申請し、認定書の交付を受けると、窓口で支払う金額が高額療養費を差し引いた金額で済むようになりました。
これはいつでも申請でき、実際に入院となった時、認定書を病院に提出すればOKです。
以後入院中は自己負担分だけで済みます。
そこでAさんのご主人の会社の健康保険組合にどの制度が利用できるか、聞いてみることを勧めました。
制度を知っていると知らないとでは大きな違いです。![]()
私は国民健康保険ですので退院後すぐに市役所に行って申請し認定書をもらいました。
健康保険証を提出し、書類を書くとその場で認定書を発行してくれ、とても簡単でした。
これで突然の入院でも費用の面ではあわてないで済みます。ホッ![]()
毎年更新の手続きをしないといけないのがちょっと面倒です。
制度を利用すれば初期負担は少なくなりますが、入院には医療費以外に思いがけないお金がかかることがあります。
私みたいに突然入院となることもあります。その時にあわてないように資金
を備えたいものです。