ここ2~3年は日本株投資で苦戦している人が多いようです。
2005年頃は新興3市場の活況やIPO投資で莫大な利益を
得た人も今は勝手が違って戸惑っているのではないでしょうか。
ではどうしたら今、投資で勝てるのでしょう?
ここで日経マネーの行ったアンケートを参考に「勝てる投資家」の
条件を探ってみたいと思います。
このアンケートは今年の3月頃、個人投資家5,000人を対象に実施
したものです。
その結果、過去一年の日本株での運用成績がプラス10%以上の
投資家は全体の8.5%だったという事です。厳しい投資環境だったと
いう事がこれでわかるのではないでしょうか。
勝ち組だった投資家の特徴はというと
① ―損切りルールの徹底―
損切りのルールがあって絶対守ると答えた人ほど成績が
よかったようです。
② ―投資経験は短い―
過去一年に関していえば投資経験が短い人の方が
運用成績は良かったようです。
投資経験の長い人は過去の経験から「いずれ上がる」と
保有してしまい損切りが出来なかったか、遅れたのでは
ないかと思われます。
③ ―勉強が苦にならない―
運用成果が高い人ほど「勉強が苦にならない」人が多く
過去一年に関しては9割の人が該当したといいます。
④ ―主な投資対象は東証一部大型株―
これは予想通り。2006年1月のライブドアーショック以来、
新興3市場の戻りはやはり弱かったようです。でも今後の
投資環境次第で投資対象が変わっていく事も充分
考えられます。
そして資産運用全体でみた過去一年に限っての相場の
勝利のルールはというと
① コモディティーへの投資(金、金ETF、ファンドなど)
② 損切りルールを守る
③ チャート分析を重視
③はやはりという感じがします。チャート重視の人の方が
業績重視の人より勝利していたという事になります。
それだけ相場が変動していて売買タイミングが難しかったと
いう事ではないでしょうか。
過去一年では長期投資よりチャートを使った短期投資に
軍配が上がったようです。
ここで過去一年の運用成果がマイナス35%以下の
「負け組」の行動パターンを追ってみましょう。
①“なんちゃって割安株”をつかむ
② 上げ相場で買う順張り投資
③ 思いつきで信用取引
④ ルールがあっても損切りできない
①は割安と思って買った株が結局塩漬け株になって
しまった。
②は上げ相場で買う順張りは運用効率が悪かった
ようです。
相場に合わせて運用スタイルを変える柔軟性が大事な
ようです。
アンケート結果では「勉強家」の強さが
改めてクローズアップされたようです。
厳しい相場環境を乗り切っていく為には損切りの徹底と
地道な「学び」が必須のようです。
小島 節子 ![]()